ココがポイント
桃台猫台&桃岩展望台トレッキングコース&花の浮島
礼文島のオススメスポット(3日目)
今回の旅地図(全体図、礼文島図)
礼文島について
礼文島は北緯45度26分、東経141度02分に位置しており、島の人口は2407人、面積は81.33㎢となっています。礼文島の最高標高は490mの礼文岳で遠くから眺望すると横に細長く見ます。
礼文島と聞いてまず思い浮かぶのが、標高0m地点から高山植物の花が咲き誇る風景です。別名「花の浮島」とも呼ばれ、お花畑の楽園です。そして、一番有名なお花として固有種の「レブンアツモリソウ」があります。礼文島内で独自に進化を遂げたため、日本でここでしか見ることができません。また、利尻、礼文では、リシリ○○、レブン○○と固有種のお花がいくつか存在するので見頃の時期に来島することをオススメします。利尻島と同様に海産物が豊富で、ウニ、昆布はもちろんホッケ、ホタテ、カニ、イカ、サケ、エビなど数多くの自然の恵みがあります。
礼文島の自然を楽しむのに人気があるのがいくつかのトレッキングコースです。初心者でも気軽に楽しめる「桃岩展望台コース」から上級者向けの「8時間コース」までどのコースも魅力があります。その他に日本最北限のスコトン岬、青い海の色が魅力的な澄海岬、レブンアツモリソウ群生地を楽しめる「岬めぐりコース」、レブンウスユキソウ群生地を通過する「礼文林道コース」、礼文滝を楽しめる「礼文滝コース」、礼文岳山頂を目指す「礼文岳コース」と礼文の自然を間近で体験することができます。
今回まぐろは3つのコースを中心にトレッキングしたので写真とともにその魅力についてお伝えしていきます。また、礼文島のオススメスポットもご紹介いたします。
礼文島(香深港)への行き方
礼文島(香深港)への行き方は稚内港もしくは利尻島(鴛泊港、沓形港)からフェリーに乗船して向かいます。今回は、前回(稚内・利尻島編)ご紹介した利尻島の鴛泊(おしどまり)港から乗船しました。乗船時間は45分と島の間の距離は短くあっという間に到着します。稚内港から乗船した場合、乗船時間は1時間55分と2時間近くかかります。詳しい時刻表や料金はこちらのURLを参考にして下さい→http://heartlandferry.jp/timetable/
実はその日は雨が強く降っており、まぐろが香深(かふか)港に到着した頃に止む気配はありませんでした。そのため、前日の登山疲れもあるしゆっくり宿で過ごそうかなと考えていました。しかし、まぐろは晴れ魚です(^^♪31時間経過した頃には雨が止んでいました。
絶景ポイント「桃台猫台」を目指して歩き出す
絶景ポイントの桃台猫台を目指して香深から小学校横の坂道を上り道なりに沿って歩いて行きます。すると、右手に厳島神社の鳥居、前側には礼香寺が見えてきます。さらに進むと左手に新桃岩トンネルが現れます。そのまま道なりに沿って進むと桃岩展望台コースへ辿り着きます。
桃台猫台に辿り着くためには、新桃岩トンネルを通り抜けて元地を通過しなければなりません。長さは1.5㎞と歩くととても長く感じますがその先に絶景が待っていると信じて進みましょう!
ちなみに、新桃岩トンネルは名前の通り新しく、2016年11月に開通しました。その前は桃岩トンネルがありましたが、新桃岩トンネル開通と同時に現在は封鎖しています。
新桃岩トンネルを抜けて左に曲がると右手に日本海が広がり、道なりに沿って覆道と桃岩トレッキングコースで歩く山々が見えてきます。
テトラポッドも数多く並んでいることから冬の日本海はとても波が高く荒れていることも想像できます。
覆道を抜けると道なりの先に坂道が現れます。また、奥のほうに展望台らしきものが見えてくるので踏ん張りどころです。
そして、すぐ左手前側には桃岩があるのですが、影に隠れてしまっているのでもう少し前へ進む必要があります。
バス停の手前側で桃岩の迫力を感じることができます。とても大きく、初めは桃よりも栗の形に似ていて頭の中でどっちが正しいのか論争勃発していましたが、この後の方向から眺めた時に桃で落ち着きました。
桃台猫台から眺める景色
こちらが桃台猫台から元地方面を眺めた風景です。こちら側から見る桃岩はまさにまんまるとふっくら実った桃にそっくりではありませんか(・・?
海岸沿いの家の大きさを見たらわかりますが、とてつもない迫力に圧倒されます。明日桃岩展望台トレッキングコースを歩くので、この桃岩の見え方がどのように変化するのか楽しみになりました。
左手に赤っぽい屋根の建物が見られますが、これが礼文島の伝統を受け継ぐ「桃岩荘ユースホテル」です。歌ったり、踊ったりして一緒に宿泊する方々と団体行動し連携を深めあっていく。また、起床・消灯時間が決められており、飲酒も禁止である。仲を深め合ったスタッフや一緒に過ごした仲間との別れの瞬間がとても心に沁みるという。人生において、一度は体験しておかなければいけないのかもしれない。
また、愛とロマンの8時間コースという礼文島トレッキングコースの中で最難関のコースがある。実は「桃岩荘ユースホテル」の方々が先駆者で、崖沿いの道を切り開きここからスコトン岬までルートは続く。しかし、約20年前の事故を境に海岸を通るルートは禁止されてしまったのだ。今の8時間コースは昔に比べて優しいかもしれないが20km以上トレッキング&ウォーキングしたのでその体験談は後程語ります。
話は逸れましたが、右手側にポツンと小さな岩があるのがわかりますでしょうか。そうです、これが猫岩と呼ばれる岩です。黒い猫が行儀よく座っているように見えますね。猫の耳そっくりな形をした尖がった岩が特徴的です。
まぐろは花や植物の専門家ではないので間違えているかもしれない、しかし、「花の浮島」礼文島で出会った花は珍しさに関係なく全て調べたので間違いならば指摘して下さると助かります。
こちらは、桃台猫台の隅に咲いていたエゾノコギリソウという植物で、北日本の海岸を中心に咲き誇る多年草だ。緑に覆われている中でポツポツ咲く白い花はとても綺麗で、踏みつけないよう足元に注意を払いながら歩きます。
メノウ浜と地蔵岩
新桃岩トンネルのほうへ戻りまして、真反対側のメノウ浜、地蔵岩を目指していきます。道に迷ったりすることはないのでひたすら道なりに進んでいきます。
するとメノウ浜という小さな海岸が現れます。なぜメノウという名が付いたのかというと瑪瑙(メノウ)石という鉱石を拾うことができるからです。地元の方曰くメノウ浜で拾えるメノウ石は元々小さく、最近拾える数も少なくなったという。
まぐろも少しだけ探しましたが一つも見つけることはできませんでした。新潟県糸魚川にあるヒスイ海岸で翡翠を見つけたことがあるのでそれなりに自信はありました。多くの人が訪れ目立つものは拾われてしまったのかもしれません。
こちらは地蔵岩と呼ばれるお地蔵さんが両手を合わせたような奇岩です。遠くからみると岩が真っ二つに分かれているように見えますが、海側のほうを指しています。実はここから先へは立ち入り禁止エリアとなっているため近づくことができません。理由としては、上から石ころが転がって落ちたりするためです。
地元の方曰く、この先の地蔵岩を通り抜けて海岸沿いへ進むと礼文滝が見えてくるそうですが、安全面を考慮して礼文林道から礼文滝トレッキングコース利用が1番安全だそうです。3時間30分と時間はかかります。
それでも進みたい人は自己責任でお願いしますとのことです。往復1時間くらいで戻ってくることができるそうですが、命を懸けて進むかはあなた次第です。(基本的に立ち入り禁止エリアです!!念のため繰り返しお伝えしときます。)
礼文島トレッキングコース参考URL→https://rebun-trail.jp/
礼文島から眺める夕方の利尻富士
今回礼文島の1泊目と4泊目にお泊りする宿は、花心さんです 参考URL→http://www16.plala.or.jp/hanasin/
そのはな心さんの宿の前から日が沈んだばかりの時間帯に利尻富士を眺めることができました。山頂のほうは、雲に隠れてあまりよく見ることはできないですが、それでもとても美しい風景です。
民宿はな心さんは礼文島の食材をふんだんに使ったとても豪華な夕飯を楽しむことができます。どれも美味しくて写真を見るたびにお腹が空いてきます。みなさんも礼文島を訪れた際にお泊りしてみてはいかがでしょうか!
北のカナリアパークから眺める星空
宿の方が北のカナリアパークで星空を眺めたいと伝えたらわざわざ送ってくれました。もちろん帰りは歩いて帰ります。(1時間くらい)
真っ暗闇の中でただ一人で星空を撮影する準備をしたり、闇の中の怖さよりも孤独との戦いです。幸いにも元地灯台の灯りなどで真っ暗闇にずっと包まれているわけではなかったが光害というやっかいな敵となりました。
振り返るとこの日は、利尻島同様にあまり星空を綺麗に撮影することはできなかったのですが、ここで救世主が登場します。1人目は自転車で訪れたカメラマンの方で星空撮影に慣れてました。2人目は車で訪れたカメラマンでこちらの方も本気の撮影をなさってました。
さっきまでの孤独との戦いが終わり、それぞれ星空を撮影したところで解散しました。その時に宿を聞いたところ2人目の方が同じ花心さんということで車に乗せてもらいました。
この日の星空の写真はたくさん撮影したので載せきれないのですが、気になる方はインスタグラムをご覧ください→https://www.instagram.com/p/CTwaXXVvUGn/?utm_source=ig_web_copy_link
礼文島1日目は天気も回復し、「花の浮島」の魅力的な雰囲気を少しでも味わうことができました。2日目からは本格的にトレッキングを始めます!
礼文島のオススメスポット(4日目)
今回の旅地図(礼文島図)
桃岩展望台コース(トレッキング)を歩く前に確認すべきこと
桃岩展望台コースは、香深港から歩き、またはバスで桃岩登山口まで向かいスタートします。そこから桃岩展望台を通過し、キンバイの谷や元地灯台を経由して最終目的地である知床までのトレッキングコースとなっています。全長6.4㎞と比較的歩きやすく、もしも疲れてしまっても、桃岩登山口、知床にバス停がありますので安心です。
トレッキングコース参考URL→https://rebun-trail.jp/momoiwaobservatorycourse/
バスの本数は少ないので予め事前に時刻表をチェックしておきましょう。
礼文島バス時刻表参考URL→http://www.soyabus.co.jp/routebus/rebun
また、スタート地点の桃岩登山口、ゴール地点の知床バス停横に公衆トイレがありますので、スタートする前に利用しましょう。
私はスタート地点へ向かう途中でお腹を壊してしまい、床屋さんにお世話になりました。あの時はありがとうございました。
桃岩展望台コース(トレッキング)スタート
桃岩展望台までは車を利用すれば、展望台のすぐ近くまで行くことはできます。しかし、今回はトレッキングなので香深港から歩き、途中のショートカット登山道(新桃岩トンネル通過した後すぐ左側に看板がある)を経由し、桃岩登山道へ入ります。
桃岩展望台トレッキングコースの初めは、草がむしゃむしゃと生い茂って道なのかよくわかりません。しかし、ここまできたのだから前に進むしかないと登って行きました。すると、みなさん普通の道を歩いているではないですか!自然と戯れるとは人工の道を歩くことではない気もするがとにかく前へ進みます!
ある程度の高さまで登ると礼文の青い海と緑豊かな草原のような風景が広がってきました。大分の由布岳のような風景に海が加わった生まれて初めて見る風景に感動しました。
そして、桃岩展望台に到着するとまず目に入ってきたのは、やはり利尻富士です!利尻島を挟む日本海と礼文の「花の浮島」が生み出す壮大な風景はここにきて良かったと思える瞬間です。
香深の集落側を向いてみると桃岩登山口より少し上の駐車場が見えました。そこからですと桃岩展望台まで散歩気分で登ってこれますね。それにしても見晴らしが良くて足が動かない(笑)
桃岩展望台から眺める桃岩
とても大きい岩が現れました!そうですこれが先日桃台猫台から眺めた桃岩の表の姿です。裏の姿と比べてみるとどうでしょうかこちらの方が距離は近いため圧倒されますが、桃台猫台から眺めた姿のほうが美しい気もします。表と裏と変化する桃岩を楽しむのも礼文島マニアならではの楽しみ方ではないでしょうか。
また、こちらから猫岩、桃台猫台の展望台も見ることができますね!下から眺めた時は桃岩展望台の存在に気づきませんでした。
こちらは桃岩展望台の案内板です。色々と桃岩に関する地形について細かいことが書かれています。桃岩の形と表面の玉ねぎの皮のような模様は球状節理(板状節理)からなるもので、内部はお馴染みの柱状節理となっているそうです。
さてと、ここから元地灯台方面へ向かって行きます。桃岩展望台がメインディッシュだと決めつけるのはまだ早いですよ!思いだしてください!「花の浮島」の花がメインではありませんか!
先に知床口の看板をお見せしますが桃岩展望台コースは花の楽園で月毎にメインの花が入れ替わります。礼文島へ訪れる時期を見たい花に合わせるのもいいかもしれませんね。今回見つけた花については後程まとめてご紹介いたします。
視界が開けてくると大パノラマが広がります。冬季山肌に吹きつける強風と冷風によって視界を遮る高木の成長が困難な環境であるからこその風景です。
少し進んだ場所から覗く桃岩の風景、展望台よりも真っ正面でより桃らしい形に見えます。そして、手前の草木はおそらくもう少し早い時期に来れば咲いていた花かもしれませんね。満開のタイミングで観賞してみたいです。また、背景の海の青さは礼文島ならではの色合いで緑と相性ばっちりです。
トレッキングコースの道なりに進むと元地海岸沿いの風景が一望できるスポットを見つけました。先日訪れたメノウ浜、地蔵岩の辺りまで見通すことができます。歩くと変わる風景がトレッキングのいいところだとこのとき気づきました。
ひたすら尾根を歩き続けるのはとても心地よい!花のシーズン最盛期はどんな色で染まるのか気になりますが前に進みます!気温は24℃くらいで直射日光は強いですが、たまに吹く風が気持ちいいです。
キンバイの谷
道なりに沿って進んでいくと平坦な低い土地が現れます。また、右手に展望台らしきものも見えてきます。この辺りのエリアのことをキンバイの谷と呼ぶそうです。その先を眺めていると高台(ツバメ山)へ道が続いてます。展望スペースで少し休憩してから前へ進もうと決めました。
キンバイの谷に吹きつける風はとても強くかぶっていた帽子が吹き飛びそうになり焦りました。直射日光と運動によって暑くなった体にはとても心地が良かったです。ところどころ咲く花を見つけては後で種類を調べるのが楽しみになりました。高山の花を見てすぐに名前が出てくる人は本当に凄いと思いますし、尊敬しちゃいます。
ツバメ山を登り切ったらそこからの風景も素晴らしい。桃岩荘ユースホテルを眼下に桃岩が突き出ている様子がはっきりと見ることができます。また、断崖絶壁の歩いてきたコースの高さも感じることができます。
元地灯台
ツバメ山から足を進めていくと背景の日本海が徐々に広がっていきます。すると、白い灯台の姿、形が現れました。こちらが通過地点の元地灯台です。
稚内ノシャップ岬の日本で2番目に大きな灯台を見てしまったので、とてもちっぽけな灯台に見えてしまいます。元地灯台は坂道を下って右側にあるのですが、先に進むには左へ行かなくてはなりません。前を歩いていた方が灯台付近をうろちょろしてました。すると私に「この先道がないわね…」と問いかけてきたので元の道まで一緒に案内しました。視界が開けた場所なのでいいですが森の中など道がわかりにくいところは遭難しやすいので注意しなければなりません。
元地灯台から知床口までひたすら下りの坂道が続きます。楽そうに見えるのですが、足元の石ころがゴロゴロした形で足つぼマッサージ状態で歩きにくいので転ばないよう気を付けてください!
上の写真は、短い林道のような道を抜けた瞬間現れた利尻富士です!狭い空間から解放される瞬間はとても心地いいですね!
桃岩展望台コースで見つけたお花
背景に広がる青い海と利尻富士、緑に覆われたトレッキングコースに沿って送電線が真っすぐに延びてる風景がとても良かった。ここで、桃岩展望台トレッキングコースで見つけた花々を振り返ってみます。季節については夏から秋にかけてのお花を中心に見ることができました。
こちらはリシリブシというお花です。リシリという名前の通り礼文島と利尻島の草原のみに分布する紫色が美しいお花で、高山植物の中では背が高い部類に属しています。また、トリカブト属の仲間でアルカロイドという猛毒の成分を含んでいるので注意したい。
こちらはエゾノコギリソウというお花で桃台猫台で出会ったのと同じ種類です。北日本の海岸沿いの草原に咲く花で、高さは最大1m近くにも成長する。ノコギリソウの種類も数多いので普段見るものと比べることはできそうだ。
こちらはツリガネニンジンというお花で北海道のみならず日本全国の広い範囲で見られる多年草です。淡い紫色の花は下のほうを向いているのも特徴的です。
こちらはサラシナショウマで日本の広い地域の低山帯から亜高山帯に分布する多年草の植物です。細かい白い花々が密集しています。花が咲く時期は夏から秋にかけてで背丈が1.5mまで成長するのも特徴です。
こちらはハンゴンソウで、感じで書くと「反魂草」と書きます。小さな黄色い花が密集しています。見た感じ外来種のオオハンゴンソウに似ていますが大きさを比べると日本スケールのミニマムなサイズです。久種湖付近にたくさん咲いているそうなので、また来たときに訪れて確認してみようと思います。
こちらはヨツバヒヨドリというお花で湿った道ばたや林の中を生育地とする最大1mまで成長する多年草です。紫や淡いピンクの細かな花々が特徴的で北海道から近畿地方にかけて分布しています。
こちらはエゾゴマナで茎の高さは最大1.7mにも成長するキク科の仲間です。エゾという名前から北海道、東北北部中心を生育域としています。白い花びらに中心が黄色く、花の代表的な形と色をしています。花びらが小さく繊細な雰囲気がとてもいいですね。
こちらはミソガワソウというお花でとても似ているお花が多く品種特定に時間がかかりました。ツリガネニンジンと似ていて初めて見たときは同じ種類だと思っていました。北海道から本州中部地方以北、そして奈良県や四国の石鎚山に分布しています。亜高山帯の草地や渓流を中心に生息地とし、高さは最高100㎝程度まで成長します。淡い紫色の花をよく見ると斑模様が特徴的ですね。ハーブのように香りも良いらしいです。
こちらはコウゾリナで葉をあまり見ていなかったため背の高いヤナギタンポポと思い込んでいました。北海道、本州、四国、九州を生育域とし茎の部分がトゲトゲしていて、コウゾリナそっくりの黄色い花を咲かすタンポポと同じ種類だそうです。茎の高さは150㎝まで成長する越年草で、開花時期は6月~9月頃です。(あとから、民宿はな心さんのmarichiponさんから教えていただきました)
こちらはミヤマアキノキリンソウ(深山秋の麒麟草)です。花が咲く時期は8月~9月頃で、茎の高さは30㎝くらい、北海道、本州中部以北の亜高山帯~高山帯の草地を中心を生育域としています。別名コガネギクとも呼びます。
夏から秋にかけてのシーズンは見頃の花も少ないという情報もありましたが、多種多様な花々を拝むことができました。みなさんも気になる花が咲く時期をチェックしてトレッキングしてみるのはいかがでしょうか。
礼文島の咲く花の見頃シーズンなど参考になるサイトURL
礼文花図鑑→http://www.town.rebun.hokkaido.jp/hanazukan/
礼文島桃岩展望台コース花マップ(8月末ver)→https://rebun-trail.jp/%E6%A1%83%E5%B2%A9%E5%B1%95%E6%9C%9B%E5%8F%B0%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%82%B9%E8%8A%B1%E3%83%9E%E3%83%83%E3%83%97%E3%82%92%E7%99%BA%E8%A1%8C%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F-5/
小野町長の花小部屋(礼文島の月ごとに咲く花の写真と名前が一致するのでとてもわかりやすい)→http://www.town.rebun.hokkaido.jp/hotnews/category/136.html
かふかのウニ丼目指して知床口から香深港へ
知床口から知床バス停で一休憩した後、、まぐろはバスには乗りません。香深港まで歩いて向かいます。なぜかというともしかしたらいい景色が見れるかもしれないからです。それだけなのですが、もちろん疲れてバスに乗るのが普通です。また、知床からバスに乗るときは事前に時刻表をチェックしましょう。宗谷バス時刻表参考URL→http://www.soyabus.co.jp/routebus/rebun
上の写真の角度から利尻富士と登山したポン山の山頂がはっきりと見えます。利尻富士山頂は少し雲に隠れて見えないですが、そのうち消えることを願いましょう。美しい利尻富士と刻々と変化する空模様はいつ眺めても素晴らしいですね。
香深港より徒歩5分もかからずに「海鮮処かふか」へ到着してさっそくウニ丼を注文しました。見てください!このぎっしり詰まったウニの密度!!!トレッキングした分お腹が空いて栄養が欲しかったところです。
こちらのウニはバフンウニといい礼文島の昆布をたくさん食べて育った新鮮なウニです。食べた瞬間の濃厚な旨味とウニ独特の臭みが一切ないため大変驚きました。皆さんもぜひかふかのウニ丼を食べてみて下さい!まぐろが全力でオススメします!
海鮮処かふかの情報についてはこちらからどうぞ→http://www.kafuka.or.jp/seafoods/
見内神社×利尻富士
次は見内神社を目指して海岸線の道をひたすら北上していきます。途中で、先日泊まった民宿「はな心」さんやまぐろが一番大好きなコンビニ「セイコーマート」を通過しました。そこからひたすら歩きながら海のほうを振り向くといつでも利尻富士が見守っているため安心感があります。
こちらは礼文島の観光スポットである見内神社です。言うまでもなく神社の鳥居と利尻富士を同時に眺めることができる唯一の場所です。赤い鳥居と利尻富士のコラボは写真だけでは伝わらない魅力があります。ぜひ記念の1枚を納めてみてはいかがでしょうか。
ちなみに石ころの上に敷いてある黒いシートは昆布を乾燥させるために使うものです。海岸沿いの内側でよく見かけるので踏みつけたりしないよう気を付けましょう。
見内神社の海側もとても雰囲気が良いことに礼文島観光大使すずさんの写真を見て後から気づきました。まぐろが見ていたのは、実は見内神社の裏側の風景でした。
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地元のおじちゃんという救世主
桃岩トレッキングコースを出発して20kmを過ぎた辺りで救世主の登場!地元の70代のおじちゃんが宿まで送ってくれることになりました。歩いてゴールへ到達したかったところもありましたが、拾われたことに感謝しつつ次へ進みます。
送迎してもらった後に辿り着いたのは礼文島2、3日目に宿泊する民宿「海憧」さんです 参考URL→https://city.hokkai.or.jp/~kaido/
海からとても近く少し休憩した後、せっかくなので散歩してみることにしました。すると、礼文町総合公園がすぐ近くにあったので寄ってみるとそこには巨大なタコさんが居座っていました。
おい!まぐろ!待っていたぞ!と言わんばかりの迫力に圧倒されます。子供用遊具の滑り台でこんなの初めて見ました。その後、海に寄って穴空き貝を探そうと海岸沿いに打ち寄せられた貝殻をよく見てみると穴空き貝だらけでびっくりしました。色んなアクセサリーに代用することができるという話は聞いていましたが山のように落ちてたので見て満足しちゃいましたね。
夕飯のちスコトン岬&スカイ岬の星空
日が暮れてきたので宿へ戻って夕飯を食べたら楽しみにしていた場所へ向かいます。夕飯はメインの海鮮系の料理がとても美味しくお腹いっぱいになるまでいただきました。そして、お迎えがやってきます(先日民宿「はな心」さんまで送迎でお世話になった北のカナリアパークで出会った方)
礼文島最北限のスコトン岬へやってきました。初めてスコトン岬へやってきたのが真っ暗な夜の時間帯ってなかなか珍しいかもしれませんね。途中経路の道など予習して、明日の岬めぐりコースの確認しようと思いましたが無理でした。
そして辿り着いたスコトン岬から眺める満天の星空はとても綺麗で絵に描いたような景色が広がっていました。一番驚いたのは、北斗七星を辿って見つけた北極星の角度がとても大きいことです。北極星は地球の傾き23.5度の地軸の先にあるので緯度と角度が比例します。つまり、北緯45度の礼文島の北極星は、日本の標準時子午線の北緯35度よりも10度高く見えます。たかが10度と思うかもしれませんが実際に訪れて見てくださいその高さに驚きますよ!
続いてスコトン岬から少し南下した西海岸のほうへやってきました。そこから見ることができる風景は青くて透明な澄んだ海のはずが…もちろん夜なので真っ暗スカイ岬(澄海岬)です。スコトン岬と同様初めて訪れたのが夜で海の様子が全くよくわかりませんが明日の楽しみにしておきます。
実はここから眺める星空はとても綺麗でいつまでも浸っていられます。山側のほうはちょうどよく見る方向と反対側の天の川が掛かっていました。
時間が経つにつれてもくもくとした雲が漂うようになってきました。雲間から眺める天の川も綺麗でしたが雲がこれ以上広がらないことを祈るばかりです。
スカイ岬の青い海側と反対側を向いてみると見覚えのある天の川を少しだけ眺めることができました。星空を眺望するには運が必要だと改めて感じました。また、雲間から見える星空の良さにも気づきました。礼文島に来島する際は、新月前後か月入りの時間が早いタイミングに合わせることをオススメします。星の光は儚いもので月光に照らされると1等星の星は見えますが、天の川や6等星の星々は全然見えなくなります。
礼文島へ来島した際は、ぜひ皆さんも星空チャレンジしてくださいね!
明日は礼文島3日目!絶景の宝庫!岬巡りコースにチャレンジしますので次回もお楽しみに!
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