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【北海道】稚内から利尻島、礼文島のオススメスポットをご紹介する旅(礼文島編②)

ココがポイント

岬めぐりトレッキングコース&スコトン岬&澄海岬

礼文島のオススメスポット(5日目)

今回の旅地図(全体図、礼文島図)

岬めぐりトレッキングコースについて

礼文島には7つのトレッキングコースがありますが、その中で桃岩展望台コースと同じくらい人気が高いのが岬めぐりトレッキングコースです。スコトン岬もしくは、浜中を出発地点としてゴロタ岬、澄海岬、レブンアツモリソウ群生地と3つの岬を巡りながら豊富な種類の高山植物のお花も拝むことができます。

全長約12.4kmと距離だけ聞くととても長く感じるかもしれませんが、多少の登り道が2,3か所あるだけで、難所のようなところもなく誰でも気軽にトレッキングできるコースになっています。

あらかじめ、飲み物や食料の用意やトイレの場所の確認はしておいたほうがいいと思います。澄海岬で飲み物や食べ物を購入することはできますが、8月になると最高気温25℃以上の夏日の可能性もあるので、晴れた風のない日には事前に熱中症対策も必要です。

まぐろも礼文島の中でも好きなトレッキングコースの一つなのでぜひオススメいたします。それでは、実際に歩いてみましょう!(^^♪3

スコトン岬(スタート地点)

病院前からバスに乗って終点のスコトン岬へやってきました。バスの中にはトレッキングの恰好をした方や地元の方と半々ぐらいでしたね。

バス停を降りてすぐ北側に、利尻礼文サロベツ国立公園の看板が現れた。どうやらここが最北限のスコトン岬のようだ!と少し近づいてみる。

ちなみに、後ろ側に見える横に長い島は、トド島と呼ばれ、夜になると灯台の明かりが灯されるが、誰一人住んでいない無人の島である。

柵をくぐって、進んでみるとスコトン岬の先端はこの階段を下りた先にあるようだ。やはり、簡単にはゴールにたどり着けない。(旅あるある)

国立公園は自然の保護地区でもあるため、鉄の柵を使ってないところに自然への配慮を感じたのはまぐろだけだろうか、、、

国立公園の島は全体が指定されているわけではないので、保護地区MAPに1回目を通してみることをオススメします。まぐろが確認したところ、目の前のスコトン岬はもちろんトド島も自然保護地区に指定されていることがわかりますね。

岬めぐりコースのスタート地点でもある最北限の地スコトン岬へやってきました。スコトン岬は宗谷岬よりも少し南の北緯45度27分51秒に位置しています。(宗谷岬は、北緯45度31分22秒)

最北の地ではないにしろ、雰囲気は最北な雰囲気を醸し出しています。また、天気が良い日には、樺太(サハリン)を眺望することもできたり、季節によりますが、ゴマフアザラシやトドなど北の地ならではの野生の生き物も拝むことができます。

しかし、ここでのんびりするのもいいですが、岬めぐりコースというメインディッシュが私を待っているので、渋々おさらばします。

近くに、お土産屋さんもあるので午後の予定が何もない人は覗いてみてはいかがでしょうか。日本最北限到達記念証もありますよ。

スコトン岬を出発すると何やら敵モンスターやキャラクターはここにいます表示の矢印が点々と現れる。これは、北海道や寒い地域にお住いの方ならよく目にする目印で、積雪時に道路を見失わないように設置している。夏では雪など存在しないので、不思議なアートのような芸術作品のようだ。

岬めぐりコースでは、ゴロタ岬展望台にたどり着くルートが2パターンあり、1つは、内陸側のトド島展望台を通過するコースで、上り下りが少ない。もう片方は、今回通る海側で、細長い坂道を下って、海岸沿いに沿って道なりを進んだ後に、急な坂道を上る少しだけ疲れるコースだ。

澄んだ青色の海を目の前にとても綺麗な風景が広がっています。よく見ると、海岸沿いに沿って少し茶色から黒色が目立ちます。

そうですこれが京都の料亭でも使われている利尻昆布で、浅瀬を中心に広がりゆらゆら揺れているのです。エゾバフンウニやキタムラサキウニがむしゃむしゃ昆布を食べながら生息していそうです。

奥のほうに見える半島の頂上は、ゴロタ岬がある地点で、今いる場所よりも標高が高いことがわかります。

細長い坂道を下っていくと海岸沿いの道に合流しました。それにしても、植物の背丈が高く行くものを拒むように襲い掛かってきます。次回語る8時間コースや桃岩展望台コースでも前に進むのが大変な箇所がありました。半分雑草、半分高山植物で、無駄に気を遣う気もしますが、なるべく踏みつけないように歩きましょう。

しばらく海岸沿いの道を進んで海側のほうへ振り向くと海の先の平行線が果てしなく続きます。また、緩やかな波と波音がとても心地よく歩いてて自然と楽しくなってきます。

気づけばあっという間に海岸沿いの道なりを過ぎ、少し急な坂道に突入しました。ここからゴロタ岬へ続く入口の道まで足を止めずに上っていきます。途中に鮑古丹神社の鳥居が現れるので気になる人は寄ってお参りしてもよいですね。

ゴロタ岬

そして、やってきました、ここがゴロタ岬へ続く細長い道です。何といっても右側が断崖絶壁で海風が強く吹き付け、とても迫力があります。高所恐怖症の人にとってはとても怖いと思います。

だいぶ高いところまで登ってきました。目の前に広がる瑠璃色の海を眺めているとここは沖縄では?と勘違いしてもおかしくない風景が広がっています。ゴロタ岬に到着する前に1つご褒美を貰った気分です。

礼文島の北側はキツネの耳のような形をしていますが、スコトン岬の反対側に位置する船泊の集落から金田ノ岬方面も視界に入ってきます。前へ進むごとに少しずつ変わっていく景色はトレッキングの醍醐味ですね。

ついにやってきました!岬めぐりコース2つ目の岬のゴロタ岬に到着です!もちろん通過点ではありますが、ここからの眺望は私のお気に入りポイントの1つです。とにかく見晴らしが素晴らしい!

天気にも恵まれたお陰で、スコトン岬からトド島までクリアに見渡すことができました。やはり背の高い木々などが存在しない西海岸ならではの風景はいいですね。

ゴロタ岬は先端部分ではないのですが、先のほうにかけて岩がゴツゴツゴロゴロしています。アイヌ語起源ではありますが、ゴロタは「神様が住むところ」という意味のカムイ・コタンという名で呼ばれている。川や海の難所につけられた名前だそうです。

ゴロタ岬の先には、鉄府と呼ばれる地域が見えてきます。ここからは、少しずつ海岸まで下っていきます。3つ目の岬である澄海岬まではもう一山乗り越えなくてはなりません。

先ほどまで地道に進んできた道なりは、とても美しい尾根であることがわかります。緑と青のコントラストもとても色鮮やかで心地よい。上空には燕の仲間でしょうか、小さな鳥が気持ちよく空を滑翔しています。

高山植物についてはピークを過ぎているためあまり数多くありませんが周りの色彩豊かな風景が補ってくれているので満足です。

こちらは何の植物でしょうか、アフリカのどこかの国にでも来たような気分になります。花の名前を調べたところエゾニュウと呼ばれるセリ科の植物で白いお花を咲かすそうです。背丈については3mを超すこともあるそうで、大木のような存在感があります。

枯れてしまっているので次回訪れたときは、咲いているエゾニュウを拝みたいです。

少し進むと下りの道に差し掛かりました。それにしても素晴らしい眺望ですね!よく見ると木材がぼろぼろで、足元も凸凹してて足取りも不安定な道になっています。ここですれ違いになることもしばしばあるので譲り合いながら進みましょう!

振り返るとゴロタ岬の尖がった岩々と高原覆われた柔らかな緑のギャップに驚かされます。さっきまであの上に立ってたことが不思議です!

鉄府の海岸をひたすら歩き続けて気づけば、一山乗り越えないといけないポイントにやってきました。だいぶ歩いたので、体力的には少し疲れ気味です。この先に絶景が待っていると信じて前に進むしかありません。

振り返ると鉄府の小さな漁港と街を一望することができる高さまでやってきました。遠めからみると歩いてきた道のりも深く緑に覆われてます。先ほど歩いた海岸では穴あき貝を集めることができるスポットもあるので疲れた方は休憩がてら探してみるのもいいですね。

 

※日々更新なうです(^^♪3

 

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