ココがポイント
稚内ノシャップ岬の夕陽と利尻富士の甘露泉水
今回の旅地図(全体図、ノシャップ岬周辺図)
稚内のオススメスポット(1日目)
今回は稚内空港をスタート地点として、利尻島、礼文島をまぐろがどのように巡る旅をしたのか、また、その中でもオススメのスポットを実際に撮影した写真とともにご紹介していきます。
全部で7泊8日の旅の内訳としては、稚内2泊、利尻島1泊、礼文島4泊となっています。
どのように交通機関を利用すれば島を巡ったり、観光地を訪れることができるのか実際に体験した様々な注意点を含めてお伝えできたらと思います。
最後までどうぞよろしくお願いいたします(^^♪3
稚内について
稚内市は、日本最北端に位置しており北緯45度31分と標準時子午線よりも緯度約10度(約1100km)も北側に位置してます。また、面積は761.47㎢、人口は32537人と北海道北部の街として栄えています。
主な観光地としては稚内駅近くの稚内港北防波堤ドームやノシャップ岬、日本最北端の地として有名な宗谷岬や宗谷丘陵、白い道などが有名です。
北海道といえばでお馴染みの海産物のウニ、鮭、イクラ、サーモン、タコ、イカ、エビ、カニ、ホッケ、タラなど上げればキリがないほど海の恵みに溢れています。
また、野生動物として街中でよくみかけるエゾシカをはじめ、豊かな自然が広がる土地にヒグマ、キタキツネ、エゾリスなど北海道ならではの多種多様な生き物が暮らしています。
稚内空港着陸前の飛行機からの眺め
羽田空港を出発し1時間40分過ぎた辺りで着陸態勢に入りました。その時、飛行機の翼の下には豊かな湿地帯の中にパンケ沼とサロベツ川が見えてきます。さらに海岸側に目を寄せてみるとドライブコースで人気のあるオロロンラインと海の果てには利尻島に聳える百名山の利尻富士が目に入ってきます。そして、利尻島の右奥辺り少し重なっていますが横に細長い島、礼文島も見えます。
この1枚で「利尻礼文サロベツ国立公園」の大部分を指しています。詳しい範囲を知りたい方は国立公園のホームページをご参照ください(国立公園参照URL)→https://www.env.go.jp/park/rishiri/guide/view.html
稚内空港からノシャップ岬へ
稚内空港から稚内駅前ターミナル行きのバスが飛行機の到着時間に合わせて出ているのでそちらに乗車します。また、最終到着先は、フェリーターミナルとなっていますので必ず駅前ターミナルで降りるよう気をつけて下さい。
運賃は一律で大人700円、子供350円となっています。時期によって時刻表が異なっているので最新の情報を確認しましょう。空港連絡バス情報参考URL→http://www.soyabus.co.jp/airport
そして、稚内駅前ターミナルにてノシャップ行きのバスへ乗り換えます。こちらはノシャップまで運賃220円となっています。基本的に20分に1本ほどノシャップ方面へのバスが出ていますので本数には困りません。
稚内駅前ターミナル時刻表参考URL→http://www.soyabus.co.jp/routebus/wakkanai
宗谷バスで稚内駅前ターミナルからノシャップ岬までの行き方参考URL→http://www.soyabus.co.jp/routebus/noshappucape
ノシャップのバス停に到着した後は必ず帰りの時刻も調べておくとよいでしょう。
ノシャップ岬からの風景
ノシャップ岬のシンボルといえばこのイルカの時計台です。夕方ごろになるとこのイルカと背景の夕陽による幻想的な世界観がとても美しく人々を魅了します。
イルカの背景にある看板はノシャップ岬と表記されていますが、漢字で書くと「野寒布岬」となります。北海道の地名あるあるで、先住民族のアイヌ民族の言語よりノッ・シャムと表記します。岬が顎のように突き出ている、波が砕ける場所であるという意味が込められています。
では、イルカの奥の山の影がなんだかわかりますでしょうか(・・?
答えは簡単ですね「利尻礼文サロベツ国立公園」の象徴である利尻富士です。
もう少し近づいてみました、わかるでしょうか、海の上に富士山が浮かんでいるように見えます。
利尻富士の山頂は少し雲に隠れてしまっていますが、その姿、形はとても素晴らしい!富士山のように三角錐の整った形をしているため360度どこから眺めても似たような形をしています。
個人的な感想ですが、利尻島へ渡って間近で利尻富士を眺めるよりノシャップ岬や礼文島で少し離れて眺めた方が海に浮かんでいるように見えるので美しいです。
夕陽まで時間があるので周りを少し散策してみましょう!
稚内市立ノシャップ寒流水族館と稚内灯台
バス停からノシャップ岬へ向かう時に右手に現れるのは、稚内市立ノシャップ寒流水族館です。こちらは、稚内市青少年科学館と同時に入場できるので子供連れで来た方にオススメします。
入館料は大人500円、小、中学生100円となっています。
ノシャップ寒流水族館についてもっと知りたい方はこちらの公式ホームページを参考にして下さい(参考URL)→https://www.city.wakkanai.hokkaido.jp/suizokukan/
個人的な見どころは、国内では北海道のみに生息する最大の淡水魚イトウの泳ぐ姿が見れたり、目の前に宗谷暖流が流れているのに寒流水族館という名前をつけた由来が飼育員の方々もわからないというところです。その他ペンギンショーなど魅力的なところもたくさんあるので、実際に訪れて楽しんでください!
水族館の裏手には大きな灯台があります。こちらは、稚内灯台で赤と白の模様が特徴的で高さはなんと42.7mもあります。実は、大きな北海道の中でも稚内灯台は一番高い灯台です。また、全国的にみても島根県日御碕(ひのみさき)灯台に次いで2番目の高さを誇っています。
夕陽が見れるまでに時間があるなと思った方は寄ってみてはいかがでしょうか(・・?
ちなみに水族館入口横の壁に日が沈む時刻が表示されているのでぜひ参考にして下さい
ノシャップ岬の夕陽×イルカ時計台
だんだんと日が沈み始めました。辺りの空の色も青色から橙色へと少しずつ変化していきます。よく見るとイルカ時計台のシルエットが地表面のレンガに映し出されていますね。
そして人もたくさん夕陽目当てで集まってきました。みんなイルカの夕陽写真を撮りにきたので横一列に並んでいます。
そしてついにこの瞬間がやってきました!イルカ時計台×日本海へ沈む夕日のコラボです!海面がゆらゆらと橙色に輝きながらイルカと時計の間に夕陽が入りこむ瞬間はとても神秘的なものがありますね。
せっかく稚内へ来たなら見る価値ありのオススメスポットです!
ノシャップ岬の夕陽とグリーンフラッシュ
ノシャップ岬のイルカ時計台横からいつものように夕陽だけを撮影してみました。水平線の彼方に沈んでいく橙色の夕陽はとても美しいものです。地球が自転していることを改めて体感しました。
そして、こちらが夕陽が沈んだ瞬間を撮影した後に拡大した画像です。わかりますでしょうか(・・?太陽の上部が緑色に光っています。これが「グリーンフラッシュ」と呼ばれる激レアな大気光学現象の1つです。
たまにテレビとかでグリーンフラッシュの瞬間など見たりしていたので、まぐろ個人的に直接見るのが夢でした。この現象は空気が非常に澄んでいることと水平線に太陽が沈むことを最低条件としてさらに色々な環境条件が重なって起こる現象です。
一生に一度見れるか見れないかというくらい貴重な珍現象です。
ノシャップ岬で喜びを抑えきれなかったまぐろは後ろの方に話しちゃいました(笑)
そして、旅の話などで意気投合しまして、わざわざ車で開基百年記念塔や氷雪の門まで案内して下さり本当にありがとうございました!
稚内の夜景
こちらは稚内の夜のシンボルである開基百年記念塔から眺める稚内市街地の夜景です。左手に稚内駅があるので正確には南稚内の夜景ですね。標高はあまり高くはありませんが、函館の夜景と似たような雰囲気を感じました。
また、夜になったばかりですが上空には1等星の星々が輝き始めました。市街地周辺が真っ暗なので天の川を眺めることもできるかもしれませんね。
さてと、美味しいものをたくさん食べて、宿でゆっくり休んで明日に備えましょう!ちなみに今回泊まった宿はこちらのTHE STAY WAKKANAIです(参考URL)→https://thestay.jp/wakkanai/
シングルからツイン、トリプルと様々なニーズに合わせて部屋が用意されているのでとても便利だと思いました。まぐろは、1日目はドミトリー、7日目はトリプルで宿泊しましたが内装はとても綺麗で居心地よかったです。宿泊料金も安く、まさに旅人が集うゲストハウスですね!
たまたまバイクで北海道1周してる方々と出会ったのですが、利用できるキャンプ場が少なく困っていたとのこと。あと、知床方面はヒグマ出没頻度が多く1人でバイクに乗ったりしない方がいいなど行先のお話しも聞けて勉強になりました。
利尻島のオススメスポット(2日目)
今回の旅地図(利尻島鴛泊港周辺図)
利尻島について
利尻島は北緯45度10分、東経141度15分に位置しており、島の人口は約5400人、面積は182.11㎢となっています。
利尻島と聞いてまずはじめに頭に思い浮かぶのが百名山の「利尻富士」、その次に「利尻昆布」、「ウニ」、「ホッケ」ではないでしょうか!他にもホタテやカニ、エビ、イカなどたくさんありますが、メインの利尻富士と海産物を目的に訪れる方が多いと思います。
また、島の周囲は約60kmと車やバイク、バスがメインになりますが、普通の道だけではなく、サイクリングコースもあるため、クロスやロードバイクなどで島を巡ったりすることもできます。
今回は利尻島には1泊と短い滞在時間ですが、それには理由があります。利尻富士の山頂に登るためには標高0mから約1700mまで登る備えが必要で、往復10時間以上登山をするために必要な装備は初めて登山する人には向いていません。日本一高い富士山を登山するときと同じくらい登るので中級~上級レベルだと思ったほうがいいです。
※富士山(標高3776m)もコースによって変わりますが吉田ルートの登山口の標高は約2300mです。
まぐろは登山シューズで簡単な山くらいしか登ったことがありませんのでもっと装備をレベルアップしてからチャレンジしたいと思います。「次の機会まで待ってろ!利尻富士!」(山は勝手に動きません)
では、稚内港からフェリーへ乗船する人のために巻き戻します(^^♪3
稚内港からフェリーへ乗船
稚内フェリーターミナルってどこにあるのか簡単に説明しますとまず稚内駅から海側へ向かって5分くらい歩きます。すると港から左手に観光地として有名な稚内港防波堤ドームが見えてきます。稚内フェリーターミナルは海を挟んで向かい側にあるので右手に曲がります。そのまま真っすぐ突き進んでT字路を左に曲がって進んでください。すると左手に稚内フェリーターミナルが現れます。
では、稚内港から利尻島(鴛泊(おしどまり)港)までのフェリーのかかる時間は1時間40分ほどです。料金は、2等席大人片道2550円となっています。その他2等席以外の席もいくつかあります。また、フェリーの出発時刻は時期によって本数や出発時刻が変わりますのでこちらのハートランドフェリーホームページを参照してください→http://www.heartlandferry.jp/timetable/
船から眺める利尻富士とぺシ岬
稚内港を出港して1時間30分が経過したところで見えてきたのは厚い雲をかぶった利尻富士でした。この日は波も穏やかでほとんど揺れませんでした。
鴛泊(おしどまり)港の内側へフェリーが入港すると目の前には緑の絨毯に包まれた「ぺシ岬」が現れます。上のほうには展望台と灯台もあるので後程登って行きます。景色も良いという話は聞いているのでとても楽しみです。
甘露泉水ハイキングコースを目指す
鴛泊港に到着してまず初めに向かうのは、メインディッシュの利尻山です。利尻山の3合目にある甘露泉水を目指して通常とは異なるルートの「甘露泉水ハイキングコース」を使って甘露泉水を目指し、そのままポン山という見晴らしの良い頂上がある山へ登ります。
港を出て右に曲がると利尻山登山口までの案内板などがありますので地図など参考にしながら進みます。
すると、上の写真のようにV字谷のような坂道が現れますので下って左に曲がるとあとはひたすら道なりに進みます。
気づけば辺りが緑に囲まれて北の大地らしい1本道となりました。ここで少し寄りたいところがあるので休憩がてら「修景池」という自然公園のようなところへ寄り道します
名前の通り大きな池とジグザグに木の橋が架かっています。池の中を覗いてみると藻や水草以外に目立った生き物などは見当たらず、唯一アメンボが大量発生していました。いいなと思ったのは水面反射して水面に青い空と白い雲が映し出されていたことくらいですね。
なぜここに寄ったかというと夜に星空をここで撮影してみようと計画していたからです。水面反射する星空を撮影するのも夢がありますよね。今夜の楽しみです!まずは利尻山3合目とポン山山頂を目指しましょう!
真っすぐな道をひたすら歩くと左側にスペースと小さな看板が目に入ります。(案外気づきにくい)そこから甘露泉水ハイキングコースのスタート地点となります。通常は、そのまま真っすぐ突き進んだらたどり着く利尻北麓野営場からスタートします。今回は行きはハイキングコース、帰りは通常コースを取ります。
甘露泉水ハイキングコース
少し前に進むと辺り一面緑に包まれます。ここで一つ気になるのがヒグマやエゾシカ、キタキツネなどですが、心配する必要はありません。利尻島、礼文島は恐れる野生動物が1匹も存在しません。なんと蛇1匹も現れません。唯一現れるとしたらイタチ、エゾシマリス、小さいネズミくらいです。
このことを知っておけば森の中で道に迷わない限り恐怖心に包まれることはないでしょう。
木々の隙間から降り注ぐ太陽光を浴びながら森林浴をしてみるのもとても心地がいいですよ。実は今回通るコースは3つの百選に選ばれています。
1つ目は、利尻島 北海道自然百選、2つ目は、森林浴の森 日本百選です。残る一つは着いてからのお楽しみ(^^♪3
段々と幻想的な森林に包まれていきます。足元も木々の根っこや苔の生えた石ころが増えてくるので注意しながら歩きましょう。そして、2,3km進んだ辺りで急な坂道がやってきます。スマホの電波が途切れることはないので位置情報を確認したところ、あともう少しで「甘露泉水」に辿り着きます。
その坂道の途中さすがに暑く、息も切れてきたので少々休憩を取った。ポカリスエットのCMに甘露泉水ハイキングコース似合いませんかね(笑) 富士山登山者のごみのポイ捨て問題など一時期話題にもなりましたが、飲んだもの、食べたもののごみは必ず持ち帰りましょう。自然に包まれた環境でプラスチックなんて目に入ったらげんなりしちゃいます。
甘露泉水(名水百選)
3合目(標高270m)に到着したのでここから右に向かって山を下ります。すると、すぐ目の前に水が流れているような音が聞こえてきます。
ついに到着しました!ここが3つ目、日本名水百選の「甘露泉水」です!岩の隙間から湧水が溢れてきます。空になったペットボトルに湧水を汲もうとした瞬間手に触れた水が冷たくて気持ちいい!
湧水の水温は大体13℃前後が一般的ですが、「甘露泉水」はさらに冷たく感じました(まぐろ温度計より)
飲んでみるとまろやかですっきりとしてほんの少し甘いような気がします。名前の由来を聞いてしまうと甘味成分を意識してしまいますね。
実は、山登りや運動が苦手な方でも簡単に「甘露泉水」を飲む方法があるのをご存知でしょうか(・・?利尻島の売店などで飲み物を探すと「リシリア」という利尻富士が映ったペットボトルが置いてあります。実はこれが「甘露泉水」と同じ地下から湧いてくる伏流水なのです。つまり、山に登らなくても気軽に味わうことができます。リシリア参考ホームページ→https://reshiria.jp/
大ポン山
「甘露泉水」汲んで利尻山登山者と同じコースを少し登るとポン山、姫沼と利尻山へ山道が分岐します。ポン山を目指しているので左の道を進みますが、ここから少しだけ傾斜のある道が続きます。
しばらく道なりに進んでいくと急に傾斜が大きくなりどこまで続くのか嘆いてしまう。下山している方に聞いたところもう少しでポン山山頂に辿り着くと聞いて安心した。道幅も広く歩きやすいとの情報まで教えてくれた。登山はほかの登山者とすれ違う時の情報交換はとても大事だと改めて気づかされた。
トドマツに囲まれた風景に変わった瞬間、道幅が急に広くなった。トレッキングコースに相応しい道ではないでしょうか。
最後に植物の緑に囲まれた細い道を駆け上がるとポン山山頂に辿り着きます。ポン山山頂の標高は444mと数字の羅列は不吉ですが、それを微塵も感じさせない絶景がまぐろの前に広がります。
ポン山山頂から眺める風景はとても解放感抜群で見晴らしも良いですね!海側を眺めると平坦な土地に緑が覆い茂っています。これが北海道のスケール!日本にいるとは思えない風景が広がっています。また、海側には利尻空港が見えますね、飛行機は新千歳と丘珠空港の2地点と結んで飛んでいます。つまり、新千歳空港を経由すれば直接利尻島へ上陸することも可能です。
利尻富士への登山装備がなくても気軽に登山体験できるのでオススメします。ポン山山頂で休憩がてらお昼ご飯食べるのもいいですね!
この日は雲行きが少し怪しかったのですぐに下山します。山の天気は急変することが多いですから雨が降る前に雲の様子を察知することも大事ですよ。
磯焼亭の生ホタテ丼
ポン山を下山して鴛泊(おしどまり)港へ戻ってきました。ちょうどお腹もすいたのでお昼ご飯を食べに来ました。やってきたのは磯焼亭、まぐろが楽しみにしていた利尻産のバフンウニ丼を食べれるとのこと、しかし、海が荒れてた影響でバフンウニが入荷できず食べることができませんでした。そこで、まぐろが注文したのは生ホタテ丼です。
舌の肥えてないまぐろは、回転ずしのホタテばっか食べていたのでこの生ホタテの新鮮さには驚かされました。言葉では伝えきれない美味しさをぜひ体験してみて下さい!
磯焼亭の情報はこちらからどうぞ!磯焼亭ホームページ→https://h708200.gorp.jp/
ぺシ岬からの絶景と鴛泊(おしどまり)灯台
鴛泊の港から北側を眺めると緑の丘と灯台が目に入ってきます。こちらがぺシ岬で気軽に登ることもでき、頂上には、展望台もあります。まずは、ぺシ岬の入口のほうへ向かっていきます。
ぺシ岬の背の低い丘に近づくと利尻礼文サロベツ国立公園 ぺシ岬展望台入口の看板が現れます。建物の前にあり、地味にわかりにくいのですが、すぐ横の階段を登って前に進んでいきます。
ぺシ岬の入口を過ぎると細い石垣の道が続きます。登るときは足元に注意した方が良いですね。初めてここに立った瞬間は、頂上まで続いてるのか疑ってました。
途中に左へ進む道が現れます。少しだけ登りますが、辿り着いた先は上のようなぺシ岬を横から眺める風景となっています。今からこの断崖絶壁の頂上を目指していくんだと実感が湧いてきます。
ぺシ岬展望台まであと少し!最後の石段は急勾配で登山でもしているかのようです。また、左手に木の柵がありますが、手すりというより転落防止用の柵という感じがしました。手を軽く添える程度で足に重心を置いた方が安定します。あと、高所恐怖症の人は耐えきれないと思うので前にいる人の背中だけ見て進んだ方が良いのかもしれない。(まぐろは高いところ大好きです!)
そして、奥に礼文島の影が見えてきましたね、翌日向かうのでとても楽しみです!
なんとか登り切りぺシ岬展望台に到着しました!頂上からの眺望はとても見晴らしがよく日本海の果てまで海が続いています。
後ろを振り返ると鴛泊の街を一望することができます。利尻島の海の透明度と青さも際立ちますね。もし今夜晴れれば、ここから眺める星空や夜景が綺麗そうですね。
ぺシ岬から横に細長く伸びる礼文島を見渡すことができますね!ちょうど飛行機の着陸時刻と重なりました!その飛行機が飛んでる辺りが礼文島最高峰の礼文岳(標高490m)です。さらに飛行機のすぐ右側に礼文島(香深(かふか)港)行きのフェリーも見えます。1日に1回しか見れない珍しい風景かもしれません。
白い3階建てのような建物が鴛泊(おしどまり)灯台で、帰りはこちらのほうから下って行きます。行きと同じルートからも下れますが、急傾斜なため、安全な灯台ルートを選択する人がほとんどだと思います。
鴛泊灯台から行きと同じ道に合流する前にとても青い海を眺めることができるのでオススメです。ぺシ岬展望台は歩いているだけで景色が移り変わっていくのでとても楽しむことができました。
夕日ヶ丘展望台
夕日ヶ丘展望台の入口付近は広めの駐車場で車やバイクなど楽に駐車できます。メインの展望台まではぺシ岬ほど急勾配ではなくとても歩きやすかったです。目の前の階段を登ればすぐ展望スペースがあり、ほんのちょこっと覗いてメインへ向かいます。
こちらは夕日ヶ丘展望の階段を登った先の風景で目の前に見える小さな島は、ポンモシリ島で数多くの野鳥が暮らしています。実はこの後向かう富士野園地展望台横にこの島があります。後ほどゆっくり見学しましょう。
気づいたら夕日ヶ丘展望へ到着してました。利尻富士の深い森の中よりもずっと解放感ある風景は心地よくて足が前に進みます。上の写真の中央右側には、先ほど登ったぺシ岬が見えます。遠くから眺めるとあの断崖絶壁の上にいたことが信じられません。
ここで夕日ヶ丘展望台からの景色をぐるっと3枚並べてみました。1枚目は、ポンモシリ島、背景に礼文島、2枚目は、日本海が広がりその先に先日訪れた稚内のノシャップ岬周辺とオロロンライン、3枚目は、鴛泊(おしどまり)の街全体とぺシ岬、背景に利尻富士の麓が見えます。
富士野園地展望台
富士野園地展望台は、夕日ヶ丘展望台のお隣ということもありとても近い、そして、ちゃんとした駐車場もあり、特に困ることはなさそうだ。ただ、連続して展望台に来ているため、ポンモシリ島を間近で見れること以外に魅力があまりない。展望台も階段登れば駐車場から徒歩5分で到着してしまう。
この近くにサイクリングロードがあり、利尻島1周目当ての人は休憩がてら寄るのもいいかもしれない。屋根が付いてる休憩所もあるので直射日光を避けることもできる。
さて、本日の宿である田中家ひなげし館で利尻温泉に浸かってから星空を見に行きたいと思います。公式ホームページ→https://www.rishiri-hinageshi.com/
利尻島の星空(修景池より)
夜暗くなって目当ての星空を見に修景池へやってきました。昼間と違って真っ暗でヒグマが出没しそうな雰囲気が漂っていました。もちろん生息してないので安心しながら星空を眺めることができます。しかし、思ってたよりも風が吹いており星空が水面に反射してくれませんでした。姫沼など候補地に挙げていたものの雲も多く離れているのでやめときました。
雲間を狙って最後に天の川を1枚撮りました。久しぶりに星空を撮影したので感覚が訛っていましたが、とても綺麗な星空が映って嬉しかったです。新月の日1週間前後や月の出の時間が深夜であれば綺麗な星空を眺めることができるのでみなさんも天体観測してみてはいかがでしょうか。
これにて稚内・利尻島編(1日目、2日目)は終わりますが、明日は礼文島編(3日目)へ突入します。
別名「花の浮き島」と呼ばれる礼文島ではどんな自然が待っているのでしょうか!次回もお楽しみに! (^^♪3
続きはこちらからどうぞ→【北海道】稚内から利尻島、礼文島のオススメスポットをご紹介する旅(礼文島編)
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