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【千葉】2000年以上の眠りから目覚めた美しい大賀ハス

ココがポイント

眠りから目覚めた大賀ハスの美しさ

今回の旅地図

*青い線が今回の旅ルートとなります

*数字につきましては、👇下に表示されている目次の番号となります

※今回は、千葉公園内ハス池のみと範囲が狭いので省略させていただきます

大賀ハスについて

今回は、季節の花について色々調べていたところハスの花が気になってしまい

せっかくなら観賞しようということで「大賀ハス」を見に行くことに決めた

千葉県の天然記念物、千葉市の花に指定されている「大賀ハス」ですが、なぜそれくらい価値があるのでしょうか

千葉市には、現在東京大学検見川総合運動場として利用されている敷地の中に、落合遺跡があります

そこから、大賀博士と市民の方々が協力して採掘を続けた結果、3個のハスの実を見つけました

大賀博士は、自宅で育てようとしましたが、2つは開花せずに枯れてしまい、残った1つの種からハスの花が開花しました

鑑定した結果、なんと2000年以上前の弥生時代より昔のハスの種であることがわかりました

そこから大賀博士の名を取って「大賀ハス」と命名され、現在では日本各地だけでなく世界にも「大賀ハス」が移植されています

今回は、そんな太古の眠りから目覚めた美しい「大賀ハス」のことが気になって仕方がないので、まぐろは、ネズミーランドを通り過ぎてチーバくんの県庁所在地である千葉市の千葉公園までやってきました

千葉公園の大賀ハス

「大賀ハス」を見るには入場料とか気にする人がいるかもしれませんが、千葉公園は公園なので自由に出入りできる

一番気になるのは、ハスの見ごろの時期だと思いますが、6月下旬~7月上旬頃が見ごろの時期だそうです

辺り一面大輪を咲かせたハスだらけの風景も特別な雰囲気でとてもいい

そのハスの奥にある大きな池の上に細長い2本の構造物がありますが、こちらは、千葉都市モノレールです

普通のモノレールって東京だとゆりかもめのように上に乗っているイメージが強いけど、千葉都市モノレールは吊り下がるように進んでいくので、空を飛んでいる電車のように見える

ハスのつぼみが開花するタイミング

皆さんは、ハスのつぼみが開花するタイミングをご存じでしょうか(・・?

初日ハスの花は、早朝4時から5時頃にかけて花弁が緩み始めて、開いた後、8時頃には閉じ始めます

つまり、朝一番でないと満開のハスの花が見れないことになりますが、ここからがハスの面白いところで2日目は、朝7時から9時頃、3日目は、9時から10時頃に全開します

そして、開花4日目は朝8時頃までに全開した後、徐々に散りはじめ、午後3時には完全に散ってしまいます

ハスの花の全開するタイミングを考えると、午前中がハスの花の見頃と言えますね

また、時間ごとに開いているのか閉じているのか確認することでハスが開花してから何日目か見極めることもできるかもしれません(笑)

蓮華亭とハスロード

奥に見える建物は、蓮華亭でその前には、ハスの花で辺り一面埋めつくしています

こちらからは見えないですが、右と左にハスに囲まれた2本の通り道があるのでおススメします

また、蓮華亭の右側には原っぱのようなスペースもありそこから眺めるハスも新鮮です

色んな角度から楽しむことができるのもハスの魅力の一つかもしれません

ハスの花言葉

ハスの花言葉は「清らかな心」という意味があります

どうしてそのような意味があるのか調べてみたところ、泥水の中から気高く清らかな花を咲かせることに由来している

また、仏教とも関わり合いが深く、智清や慈悲の象徴とされており、死後の極楽浄土に咲く花として親しまれています

その他にも「休養」「神聖」「雄弁」「沈着」「離れゆく愛」など様々な意味を持っている

ちなみに「雄弁」の意味は、ハスの花が、エジプト神話の神であるオシリスに捧げられ、オシリスが雄弁であったことに由来しています

花言葉は、西洋と日本では意味が異なるのですが、英語の意味としては「離れゆく愛」と「雄弁」の2つだけで他の意味は、日本由来ということかもしれません

ハスといえばあの野菜

ハスといえば花も魅力的ですが、私たちのすぐそばにも野菜として存在していますがわかりますか(・・?

そうです、「レンコン」です

漢字で書くと「蓮根」と文字のまま蓮の根っこ、いわゆる地下茎と呼ばれる部分が肥大化したものがレンコンです

お正月のおせち料理などでお見かけしますが、輪切りにすることで穴がたくさん開いていることから「先を見通す」という意味が込められており、とても縁起がいいのです

ちなみに全国のレンコン生産量日本一は茨城県で、全国の約半分近いレンコンが生産されています

中でも、土浦市や霞ケ浦周辺での栽培が盛んだそうです

理由としては、霞ケ浦といえば広い面積を誇る湖ですが、その周りの地域に広がる低湿地地帯が、レンコンの栽培に適している土壌になっているからです

レンコンの収穫時期については、ハスの花や葉が枯れてしまう9月の時期から収穫が始まります

急いで収穫する必要がなく、翌年の3月頃までなら腐ることもなくいつでも収穫して良いとのこと

ということは、冷蔵庫がない時代にレンコンは保存食としても昔から愛されてきた食材だったのかもしれません

これからは、スーパーでレンコンを見かけたら泥沼に浸かって一生懸命収穫してくれるレンコン農家さんに感謝しましょう!

最後に、ハス写真展覧会

たくさん綺麗な「大賀ハス」の写真を撮れたので展覧会にします

👆上の写真は、紅葉の葉×大賀ハスの1枚で見頃の時期が夏と秋と絶対重ならないのが勿体無いけどそれはそれでいいよなという気持ちになりました

日本の四季を代表する植物ですね

これは、開花したばかりのハスの花と開花してから4日目が過ぎて花びらが散ってしまったハスです

生と死を表しているわけではないんですが、世代交代を感じさせる1枚です(さりげなく照れ屋なつぼみもかくれています)

こちらは、見ての通り大きなハスの葉っぱを傘替わりに雨宿りしているハスの花です

元々は、つぼみが葉の裏に頭をぶつけて仕方なく咲くしかないかと咲いてしまったのかもしれません

こちらは、ハスの葉の上で水滴が分裂しようとしている瞬間です

ハスの葉の上にはカエルが似合う気がするのですが、オタマジャクシがいる様子は見られません

確認したのは、野生種ではないメダカ、外来種のアカミミガメ、シオカラトンボ1匹みつけたくらい

さすがに周りはビルなどの建物が多い地域で珍しい生き物はいませんでした

明日には、開花しそうな大きなつぼみを見つけました

周りにはこれといった障害物が何もなかったため、つぼみの存在感をより大きく感じることができる

一度でいいからハスの花びらが開くスピードはどれくらいなのか朝一で観察してみたい!

最後は、「大賀ハス」×千葉都市モノレールの1枚です

本当に空を飛んでいる未来の電車のようで感動しました

千葉公園は、無料でこんなにも「大賀ハス」を楽しませてくれる素晴らしいところでした

機会があれば、また、来年も訪れてみたいです!

最後までお読み下さりありがとうございます!また、次の旅でお会いしましょう! (^^♪3

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