ココがポイント
ダルマ夕陽と橋杭岩
今回の旅地図
*青い線が今回の旅ルートとなります
*数字につきましては、👇下に表示されている目次の番号となります
天気好きなら行きたくなる潮岬灯台
日本へ台風が上陸しやすい9月前後の時期に必ず聞くのが岬の名前である
尖がっている半島の先端に岬があるため、台風の接近によって海上が荒れたり、強風や暴風の度合いをいち早く知ることができる
九州の佐多岬、四国の足摺岬や室戸岬、そして本州の潮岬はテレビ中継でよく映し出される
また、天気マニアもしくは気象関係に興味がある人にはお馴染みである
今回は本州の最南端としても有名な潮岬灯台へやってきた、しかし到着した時間が遅かったため灯台の中へ立ち入ることはできなかった
外から少しでもいいから潮岬灯台を眺めようと背伸びしてみたらほんの少しだけ灯台の形を見ることができた
潮岬灯台は明治初期に建設された洋式灯台で日本の灯台50選にも選ばれており、歴史的・文化的にも価値のあるAランクの灯台に指定されている
実はこの潮岬灯台の近くに見晴らしの良いところがあるという情報を手に入れたので、せっかくなら夕陽を眺めようとやってきた
その途中の路地で南国でお世話になっているあの植物にであった、そう「オオタニワタリ」である
絶滅危惧種ⅠB類の植物がお目にかかれるのも何かの縁ではないか、また、青ヶ島や石垣島と出会った土地の名前もパッと思いだせるくらい記憶に残る貴重な植物だ
八丈島&青ヶ島 八丈富士と星空を求めて⑥👈(青ヶ島でオオタニワタリと出会った旅)
潮岬の鯨山見から眺める夕陽
潮岬灯台から歩いて10分くらいで潮岬の鯨山見へやってきた
この日は、雲一つもない快晴日和であり、夕陽も海に沈むシーンが眺めることができそうだ
海に沈む夕日を見れる場所は西側に大海原が広がっていてなおかつ雲一つない晴天に恵まれないと眺めることはできない
この日は、季節が秋ということもあり奇跡的な現象にも巡り合うことができた!
潮岬から眺めるダルマ夕陽
とても美しい夕陽が眺めれるなんてとても幸せだな~と浸っていた
このとき太平洋の広大さにも惹かれていたため、広域レンズを使用して夕陽を撮影していた
あとで見返したときに拡大して気づいたのが「ダルマ夕陽」の瞬間が映っていたのだ
ダルマ夕陽とは夕陽が海面に到達する寸前に蜃気楼現象によってダルマのように歪んでみえる現象のことで秋~冬と季節限定でしか見れない珍しいものだ
どうしてこのような現象が起きるのでしょうか(・・?
答えは簡単で秋から冬へと季節が変わるタイミングでは空気はすぐに冷えても海面水温は暖流の影響によって高い水温を保持したままでどうしても気温差が生まれてしまうからです
夏場とかにアスファルトに強い直射日光が照らすと遠くの風景が揺らめいたりしますよね
いわゆる陽炎と呼ばれる現象です
それと似たようなもので細かく説明すると下層と上層で綺麗に寒暖差が分かれているのが蜃気楼で、混ざり合って複雑に揺らめいてるのが陽炎となります
とにかく貴重な珍現象をお目にかかれてとても嬉しかったですね!
本州最南端の石碑(串本町)
本州最南端の地である串本町の潮岬は地図上では、北緯33度26分・東経135度46分と東京都の離島である八丈島と同緯度に位置しています
八丈島といえば、八丈島&青ヶ島 八丈富士と星空を求めて①の旅を思い出すと南国のような島でしたね
本州といえば東北地方から中国地方まで範囲が幅広いですからその最南端の地にやってきたというだけでも満足感があります
近くにはキャンプ場もあり、子供連れの家族も多く見られました
周囲はリアス式海岸で入り組んだ地形的特徴があり、夏は釣りやシュノーケリングやスキューバダイビングなども楽しむことができそうです
紀伊大島の先端にある樫野埼(かしのざき)灯台×満月の夜景
皆さんは串本町潮岬の隣には大きな離島があるのをご存知でしょうか(・・?
実は道が繋がっているためわかりにくいのですが、紀伊大島という離島が潮岬のすぐお隣にあります
串本町はトルコと100年以上も友好関係にあり、その発端である1890年に起きたトルコ軍艦エルトゥールル号の遭難事故では紀伊大島の樫野埼付近の岩礁に船が激突し水蒸気爆発を起こし沈没した
そのときの乗船していた600名以上の方が海へ放り投げ出され、地元の方が一生懸命に救助活動をしました
結果的には、全員の命を救うことはできなかったが、その恩からトルコと串本町の友好関係を結ぶきっかけとなった
上の写真は樫野埼(かしのざき)灯台×満月と記念碑を合わせたもので馬に乗っているのはトルコの英雄で初代大統領のムスタファ・ケマル・アタテュルクだそうです
満月の明かりが神々しいですが星々の明かりも映り不思議な光景を見ることができました
朝日が照らす橋杭岩(はしぐいいわ)
こちらは串本町の東側の海岸に位置する「橋杭岩」です
目の前に突如現れる大小40余りの奇岩が立ち並びその迫力に圧倒されます
今回は、天気も快晴ということで先日の夕陽に続き、橋杭岩から昇る朝日を見にやってきました
吉野熊野国立公園地域に当たり、国の名勝天然記念物に指定されていることから朝日目当ての観光客で賑わっています
吉野熊野国立公園HPはこちらからどうぞ→(http://www.env.go.jp/park/yoshino/)
奥の方に見えるのは先日立ち寄った樫野埼灯台のある紀伊大島です
朝日が昇るのは紀伊大島から顔を出すため、明るくなってから少しだけ待たないといけません
また、奇岩から朝日が顔を出すように自ら移動することで楽しむこともできます
移動する際は、スマホやカメラなどで写真を撮っている方に注意を払った方がいいです
橋杭岩は干潮と満潮でその場の雰囲気も大分変わるそうなので事前に調べておくのもいいと思います
この日は、前日満月であったことから潮の満ち引きが大きい大潮の日でした
夏場は早起きしたころには太陽が昇っていることが多いので、朝早く起きるのが苦手な人は春や秋に狙うのがちょうどよいかもしれません
朝日と夕陽を眺めることができた今回の旅ですが、一日の始まりと一日の終わりを人は太陽の光をもって体感しているのだと思いました
紀伊半島南部の串本町周辺にはまだまだ巡ってみたいところがたくさんあるので機会があれば再度訪れたいですね!
最後までお読みいただきありがとうございました! (^^♪3
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