ココがポイント
雪舞うノスタルジックな夜景
今回の旅地図
*青い線が今回の旅ルートとなります
*数字につきましては、👇下に表示されている目次の番号となります
銀山温泉へ向かうまでの景色
今回は、真夏日もちらほら見られる暑い日が近づいてきたので、少しでも頭を冷やすことができればと思い真冬の旅を選択しました
主役である銀山温泉は、山形の大石田駅まで山形新幹線に乗り、そこから旅館のバスが迎えに来てくれるので乗り換えて宿へ向かいます
新幹線という高速移動の最中に、車内から生まれて初めて見る光景がいくつかありました
その一つが👆上の写真で、真冬の夜に風が弱く、雲ひとつなく晴れていると放射冷却が強まり、地表付近はとても冷えます そして、冷たい地表面に触れている空気が冷やされると霧が発生し、辺り一面が不思議な世界へと変化していきます
この霧のことを放射霧や輻射霧(ふくしゃ)と呼びます
出発した東京駅から日が登り始めて辺りが真っ白で何も見えない状態から徐々に薄くなっていく変化がとても面白い
👆上の写真は、郡山か福島辺りの1枚で、奥に見えるわずかな雲の断面に虹がかかっています
雲間の青空の広がり具合もとても晴れ晴れしく心地よい!
ここで降りて、虹の行く末を見守りたくなりますが、目的地はまだまだ先なので我慢します
そして山形県に突入した際に、また虹が現れました!今度は、地上から繋がっています
新幹線の車窓から眺める旅でもいいのではないかと言うくらい運がついてます
新幹線に乗車してから約3時間30分くらい経過して、大石田駅へと到着しました
虹運はどこまでもついてくる
この日の気温は一桁ということもあり駅の待合室から外へ出るのは勇気が必要です
せっかくなので雪が散る中、駅に沿って高く登れるところがあったのでそこへ向かいました
すると、弧を描く虹が現れたではないですか!偶然にしてもまたのまたのまたで虹と追いかけっこでもしているようです
虹の七色の順番が決まっている理由については、別の機会でお話しします
銀山温泉に辿り着く
バスに乗車すると気がつけば白い雪山に囲まれた道を進んでいました
到着して、一息ついたところで銀山温泉の中心街を目指して歩きます
辺り一面真っ白な世界で驚いたのですが、この年は暖冬のため平年よりも積雪の量は少ないという
Uの字に流れている川は、最上川水系の一級河川銀山川で日本海へと注いでいます
最上川といえば、日本三大急流として有名で、流域面積は山形県内の75%占めています
山形に降る雨や雪は、ほとんどが最上川に流れると言っても過言ではありません
昼間の銀山温泉中心街
銀山温泉の中心街にやってきたら、急に雪がボタボタと大きな塊で降ってきた
少し先の視界が見えなくなるくらい強く降り始めたため、先にお昼ご飯を食べて休憩することに決めた
雪が降り始める気温は、大体3℃以下が目安とされている
4℃でも雪になることはあるが、ある程度湿度が低くないと地上に達する前に溶けて雨に変わってしまう
この日の気温は0℃に近くもう少しで真冬日のような寒さだ⛄
※冬日とは最低気温が、0℃未満の日、真冬日とは最高気温が0℃未満の日
夏の場合は、よく夏日、真夏日、猛暑日、熱帯夜と表現される
夏日は、最高気温25℃以上、真夏日は、最高気温30℃以上、猛暑日は、最高気温35℃以上、熱帯夜は夜間の気温が25℃以上の日である
夏に見る人も冬に見る人もいるかもしれないので両方上げときます
そば屋瀧見亭
お昼ご飯は、白銀の滝をゆっくり眺めながらそばを食べることができるそば屋瀧見亭へお邪魔しました
冬の季節ですが暖冬の影響でしょうか、雪解け水の水量がとても多く、白銀の滝が水面に向かって叩きつけるように流れています
白銀の滝周辺は、季節によって風景が変わるような雰囲気を醸し出しています
滝の上のほうにもいろいろ気になるところがありますが、また、夏に訪れたときにしましょう(めちゃんこ寒い⛄)
よく北海道では、気温が0℃くらいは暖かいと聞きますが、まぐろは冷凍まぐろにはなりたくありません(極度に暑いのも寒いのも苦手です)
話は逸れましたが、急いでおそば屋さんに避難します
店内は入口に巨大な暖房が設置されているので、入った瞬間とても暖かい
この日はとても混んでいて、人間みんな考えることは同じものなんだなと思いました
空いている席に案内されると外にはランプのような物が吊り下がっていました
これが噂のガス灯という物か、初めて見たけど和の雰囲気がオシャレでとてもよい!
冬ならではの湯気が湧き、背景の窓越しに白い雪と温もりを感じる1枚を撮ってみた
とにかく外がとても寒いので、温まりたいという気持ちでいっぱいでした
こちらのそばを美味しくいただいたところで宿のほうへ寄り道しつつ戻ります
長野や島根など山奥に行くほどそばがとても美味しい法則がまぐろの中にはある
白銀の世界に変わっていた
行きに来た道を辿っていくと気が付けば辺り一面真っ白に白銀の世界に変わっていました
銀山温泉の名前の由来って白銀のことと関係しているんじゃないかとふと思いましたが関係ありません
名前の文字のままに昔は、近場の銀山から大量の銀が採掘されて銀山付近の集落もとても賑わっていました
閉山するとともに温泉宿が建てられて、湯地場として賑わっていましたが、大洪水に見舞われたため温泉街は壊滅したそうです
その後、地元の方々の力で温泉街を復興させて、現在のようなノスタルジックな風景となりました
宿の窓から眺める白銀の世界のち尾花沢牛
急ぎ足で宿へ戻り、外の景色を眺めて見ると吹雪と言っても過言ではないくらいドカ雪が吹きつけていました
周囲は白銀の世界へと変わっていく中で、銀山川に雪が降っても水温が高いため溶けてしまいます
よく湧水の話をしますが、水温は13℃前後であることが多く、周囲が山に囲まれている地域は川に多くの湧水が流れ込みやすい
そのため、降雪により多少の水温変化があったとしても急に冷却して液体から個体に凝固することはありません
都会で暮らしている人で真っ白な雪国に憧れる人は多い
ほんの数日程度なら我慢できるかもしれませんが、3か月くらい続くと生活上支障が出ます
短期間であっても時と場合によっては、暴風雪や雪崩などで交通事故や災害を引き起こす可能性もあります
豪雪地帯へ訪れる際は、予め過ごす期間の天気予報をチェックしておいた方がいいでしょう
今夜のご馳走は、何と言っても肉!肉!肉!尾花沢牛です!
山形といえば米沢牛などで有名ですが、尾花沢牛も負けていません
お肉はとても柔らかく噛みしめるほど旨味成分が溢れます
おまけにデザートのほうも載せときます
山形といえばさくらんぼやラフランスの栽培で有名ですが、他のフルーツもとても美味しかった
この後に、宿の銀山温泉に浸かったのですが、露天風呂で雪見温泉を初体験しとても感動した
頭に雪が降り積もって風は吹き寒いけど、身体は暖かい不思議な感覚でした
お腹を満たし、身体も温まったので、今回のメインイベントへ向かいましょう!
ガス灯照らすノスタルジックな銀山温泉
夜になると銀山温泉の名物であるガス灯がほんわかに点灯します
雪も弱まりぱらぱら程度に落ち着いてきました
とても寒いのですが温かみのある灯でどこか落ち着きます
昼間に通った銀山温泉の中心街にやってきました
ガス灯に包まれたノスタルジックな風景は銀山温泉の見どころポイント
そもそもノスタルジックとはなんぞやという人もいるかもしれませんが、同義語としては懐古や追憶という意味があります
つまり、遠い昔を思い出す懐かしさという意味が込められています
最近の灯といえば目がチカチカするようなLEDの蛍光灯が主に使われてとても明るいですがどこか疲れてしまいます
私も薄暗くてもいいから昔のような電灯に戻して欲しいと星空や流れ星を観察するときに度々思います
こちらはそんな昔の薄暗い灯を思い出していただきたいと思いを込めた1枚です
明かりが点いているのに足元がよく見えないなと電柱と電柱の間であったことを思い出す
また橙色の明かりも人々の生活感を表しているように見える
最後に、特別な1枚を撮ろうと思い予め準備をして撮影した1枚ですが、突然雪が吹雪いてよくわからない形になってしまいました
本当は、しんしんと降る雪をぼやかして背景に銀山温泉の中心街の風景にする予定でした
ここに辿り着くまでに雪が降っておらず、風が強く吹くことなど想定外で、雪撮影に慣れていないことも原因の1つかもしれません(反省会)
体感ですが気温は氷点下のようで凍えそうな寒さですぐに戻ってしまったため、次はリベンジできるように服装にも配慮しなくてはなりませんね
北海道で雪の上を歩くキタキツネの写真など見たことありますが、ネイチャーフォトグラファーは根性と体力勝負な気がします
最後までお読みいただきありがとうございました!次回は夏休みに訪れたくなる絶景をご紹介しますのでお楽しみに! (^^♪3
初めての方はこちらからどうぞ
ポイント
さあ、もう一度旅にでかけましょう(^^♪3
【和歌山】本州最南端潮岬から眺めるダルマ夕陽と朝日が照らす橋杭岩
〈雑記〉
独学で合格した気象予報士が語る 気象予報士試験勉強法①〈雑記〉
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