ココがポイント
日本最南端の駅&千と千尋の神隠しの聖地 (前回はこちらをクリック)
今回の旅地図
*青い線が今回の旅ルートとなります
*数字につきましては、👇下に表示されている目次の番号となります
9日目 鹿児島港へ無事帰港
初めての方はこちらからどうぞ☞九州1周&加計呂麻島 自然を求めて3000kmの旅①
九州1周&加計呂麻島 自然を求めて3000kmの旅⑩の続きです
古仁屋港から鹿児島港まで半日くらいフェリーに揺られて
行きも帰りも深い眠りについていたので、案外早く着いた
久しぶりに置きっぱなしのレンタカーを拾って、薩摩半島の先端側を目指していく
元祖シロクマくんとか鹿児島市で気になるものは、またの機会にしようと決めた
今回は、船に揺られて疲れた身体を癒したい!せっかくなら温泉に浸かろう!の気分で指宿へ向かいます
指宿温泉&たまて箱温泉
指宿温泉の宿に泊まるわけではないので見晴らしの良い温泉を調べたら、
このたまて箱温泉がヒットしました
温泉の風景は、写真ではお伝えすることはできませんが、
目の前に広がる錦江湾と富士山のような開聞岳を眺めながら透明な温泉に浸かることができる
じわじわと船や車の移動によって蓄積された疲労が少しずつ回復していく
実際は、星空観察で深夜4時頃まで起きていたのが大きな要因です(笑)
ずっと気になってた指宿の砂湯やちりりんロードなどは、またの機会に訪れたいですね
よくみたらこの案内板の中にたまて箱温泉から眺めれる景色がありました
伏見海岸や長崎鼻など気になるところはたくさんあるのですが、
この日は長崎まで行かないといけないのでカットしました(本当はめちゃくちゃ行きたい!)
たまて箱温泉からは、奇岩竹山を眺めることができます
ロッククライミングでもしている人が好みそうなごつごつした岩場が目立ちます
奇岩竹山には、天狗伝説があるそうで岩肌には天然記念物のソテツが自生している
地元の人からは、スヌーピーによく似ていると言われてるみたいです
白い煙で霞む山川製塩工場跡
白い湯気が煙のようにもくもくと広がり、後方の景色が霞んでいます
山川製塩工場跡は、昭和18年ごろから約20年間も伏見温泉の熱を利用して製塩事業が行われていました
現在も塩田跡と源泉が残されている場所は、珍しいそうで、たまて箱温泉の近場で湯上りに散歩気分で巡ることができます
また、背景には伏見海岸や開聞岳を眺めることができ、絶景が広がっているのでおススメです
伏見海岸の浜をなぞってみると半島の先端が長崎鼻と呼ばれるところに辿り着きます
地図で見るより案外近そうで、すぐに行けそうな距離です
日本最南端の西大山駅
温泉浸かって近場をぐるりした後は、車で15分くらいで日本最南端の駅へやってきました
東西南北四方のすみっこフェチな私は、西大山駅を寄らずにはいられません
北緯31度11分と聞くとあまりぴんっと来ないかもしれませんが、兵庫県明石市の標準時子午線が北緯35度なので差は4度、つまり、明石より約400km以上も南の地なのです
背景に開聞岳が写るだけで、このあたり一面草原のように広がる平らな地形が解放感抜群でとても心地よい
こうして隅っこの駅を日本地図で見てみると北海道と九州でちょうど半分個にわけてますね
北海道のスケールを考えると九州の西大山と佐世保のほうが巡りやすい
旅計画の際に気づかないと寄らずに通り過ぎてしまうので予めチェックすべし
日本最南端~最北端までどこか旅をする際に寄り道するのも楽しいですよ
幸せを届ける黄色いポスト
西大山駅の入り口近くに真っ黄色な珍しいポストが置いてある
通称「幸せを届ける黄色いポスト」と呼ばれている
このポストを利用したりすることで幸運が舞い降りてくるそうだ
ポストと一緒に記念写真撮る人もいたので、一つのパワースポットのような存在になっていた
指宿スカイラインから眺める絶景
西大山駅を出発して向かうは、熊本の八代方面なのですが、同じ道を戻るのも楽しくはありません
そんな時に役に立つのが、指宿スカイラインで
少し標高の高い道でありながら、たくさんの絶景ポイントがある
まず、はじめに寄った展望所では、指宿温泉街を一望できます
海岸沿いを眺めていると小さな島が見えます
この島は、知林ヶ島で、干潮時に田良岬から陸繋砂州(トンボロ)が現れて1本の細長い砂の道ができます
指宿では、この道のことを「ちりりんロード」と呼びます
晴れた日の桜島
大隅半島を巡ってた時は、ずっと雨が降り続き、天候があまり良くない状態で、桜島にいながら山の景色を見ることができませんでした
そんな鬱憤を晴らすかのように、鹿児島市街地の背景に桜島が広がっている
錦江湾を埋め尽くすような大きさで迫力があります
桜島大根も食べてないのでこれもまた訪れたときに食べよう
千と千尋の神隠し(・・?長部田海床路
鹿児島から熊本へ突入し、宇土市の長部田海床路へやってきました
瞬間移動したように見えますが、指宿スカイラインからとても長い道のりでした
👆上の写真をよく見ると九州の方言のすごか!が目に入ります とても愛着わきますよね
そして、インスタ風に、干潮前後3時間が見頃とさりげなく教えてくれます
今回は、予め見頃の時間も考えずに来たのですが、大潮の干潮で潮が全くない状態になった
その代わり、有明海は、日本一潮が引くので有名ですからそれを体感できただけで嬉しい
ここまで潮が引いたら海と陸との境がはるか遠くでよくわかりません
千と千尋の神隠しのあの列車が海の上を走るシーンにとても似ていると言われているのですが
もはや、陸地の上になってしまいましたね(笑)
見ごろは、干潮3時間前後の意味がよくわかりました
もし次来るときは、潮の満ち引きを計算してチャレンジします
せっかくここまできたので少しでも似た雰囲気を味わいたいと歩き回っていると少しだけ潮だまりを見つけた
試しに撮影してみると👆上のように一部の電柱と電線が水面反射しました
空も含めて全体がウユニ塩湖のようになるとしたら幻想的な景色が広がりますよ
熊本港を目指している途中で、潮だまりが蛇のようにうねうねしているところがありました
昔から日本の干潮はこのように潮だまりが特徴として見られるそうで、近年埋め立て地の開発などで都心を中心に見れる機会は減っています
少し高い場所からこの風景を撮影すると、とても面白い1枚が撮れそうです
夕陽を眺めつつ熊本港から島原港へ
いよいよ熊本港からフェリーに乗船して島原港へと向かいます
時刻は夕方と日が沈んでいく時間帯でフェリーの中からも夕陽が見えるかもしれません
ちなみに島原港は長崎県なので、佐賀県をスキップして熊本から長崎へショートカットできる
九州1周する人が移動時間短縮のために、よく使う手段でもあります
また、車の運転の休憩時間にもなるので一石二鳥ですね
フェリーが進んでいくうちに、だんだんと日が沈んできました
夕陽は、地平線ではなく、ちょうど雲仙岳の尾根あたりに沈みそうです
雲仙岳といえば、湯けむり漂う雲仙温泉などで有名で、火山景観を中心に雲仙天草国立公園に指定されているのでたくさんの自然に囲まれています
雲仙・天草に絞ってのんびり旅をするのも楽しそうです
・雲仙天草国立公園を詳しく知りたい方はこちらの環境省国立公園HPを参考に
薄暗い長崎の夜に何かが起こる
長崎の中心街に到着したころには夜遅くなっていました
長崎の夜といえば市街地が宝石のように輝く夜景で有名です
長崎市は、傾斜が急な立地にも数多くの建物や家が並んでいるので夜になるとぽつぽつホタルのように光始めるのでとても幻想的です
今回は、到着時間が遅くなったため、輝く夜景はお預けして、とある有名な観光スポットへ向かいます
車を止めて、歩いて向かっている途中、目的地が視界に入ってきたので試しにカメラを回したところ上のような写真になりました(笑)
旅地図