ココがポイント
星が瞬く素敵な夜に、サンゴ彩る青い海と真っ赤なデイゴ (前回はこちらをクリック)
今回の旅地図
*青い線が今回の旅ルートとなります
*数字につきましては、👇下に表示されている目次の番号となります
加計呂麻島の純黒糖 西田製糖工場
初めての方はこちらからどうぞ☞九州1周&加計呂麻島 自然を求めて3000kmの旅①
九州1周&加計呂麻島 自然を求めて3000kmの旅⑥の続きです
南の島といえばさとうきび!さとうきびといえば黒糖だ!
小さな集落が多い加計呂麻島には、2つの製糖工場がある
今回は、そのうちの1つ西田製糖工場へ訪れた
まず気づいたことは、☝上の写真中央右側に黒糖製造過程で使用する伝統的なものが置いてあり、やんわりと手作り感が伝わってくる
黒糖の中の純黒糖とはどのようなものかというと、原材料に添加物が一切加わっていない黒糖
つまり、原料が100%さとうきびのみである
世の中には純黒糖とは別に、加工黒糖というものがあり、
さとうきびのしぼり汁にザラメなどの添加物を加えている
中には、ミントやココアなど風味を加えているのもある
西田製糖工場では、直売所があり、手作りの純黒糖を購入することができるのでおススメです!
まぐろは、貸し切り宿で料理をするときに、砂糖として使用したり、おやつ替わりにもぐもぐしてた
西阿室でよく見る謎の棒
無事西阿室へ帰ってきた、まだ、時間があるので西阿室を少しだけ探索することに
雨がぽつぽつと降る中、まず、目に入ってくるのは住宅の壁に掛けてある細長い棒だ
この棒を何に利用するかというと「ハブ駆除」のためだ
ハブを駆除しに行くわけではなく、日常的に民家のすぐそばでハブが現れるという
奄美大島のハブはホンハブという種類で、ハブの中でも一番毒が強く、ペットボトルに自分の血液を少し入れて、ハブの毒を追加して振るとゼリーのように固まる
つまり、私たちの血管内でさらさらの血液が凝固してしまうのだ
考えるだけで恐ろしい…そのハブのおかげで加計呂麻も含め、奄美大島の豊かな自然は守られている
いわば、自然の神様のような存在でもある
もし、奄美大島、加計呂麻島など奄美群島へ旅する際は、少々お高いが、自分の命を守れることを考えれば毒抜き器は持って行って損はない
大きいガジュマルの木
こちらは、西阿室名物の大きいガジュマルの木である
曇天日和や大きすぎるのもあって、影の中撮影しなくてはならない状況だったので
フラッシュをたいてみた そしたら、思いのほか明るく映ってくれた
南国の植物といえば、ハイビスカスについで有名なのがガジュマルだろう
どこがすごいのかと言えば、ある程度の高さに四方八方広がる分厚い枝から髭のような根っこがぶら下がり、時間をかけて地面に到達する
その根っこは人が乗っても千切れることはなく、ターザンのように遊ぶことができ、子供だけではなく、大人にも大人気だそうだ
そんな誰でも遊べるガジュマルの木が加計呂麻島にもあるので、後程ご紹介しよう
星が瞬く素敵な夜に
夕飯を作って食べて、そして、外へ出てみると雲が消えて星が瞬いていた
加計呂麻島で初めて眺める星空は、星と星の間の隙間とても小さい
それくらい数多くの星が瞬き、眺めることができる
👆上の写真からでもわかるように、全く明かりがないため、足元がよく見えない
この時のためにしっかり明るい懐中電灯を用意しといてよかった
星空を撮影するときのまぐろテクニック
実は、瞬いてる星とともに映したい景色が別にあったのだが、両方は不可能だった
そんなときにまぐろテクニックを使えば、簡単に撮ることができる
いかかでしょうか、👆2枚の写真を比べると手前のアダンの木が鮮明になりましたよね
背景の星空は、1枚目のままです どうしてこのように撮ることができるのか
その答えは、星空を撮影するときにフラッシュなどを使わずに、手持ちの懐中電灯で3,4秒程度照らしてあげればいい
そうすることで、背景の星空の瞬きをそのままに、アダンの木を魅せることができる
↓撮影には、下の懐中電灯を使用しています 星空撮影に役に立ちます↓
北斗七星も隠れるくらいの数多の星々
山側にカメラを向けてみると、北側なので北斗七星と北極星がみえる
本州で見る北極星より明らかに角度が小さく低く見える
どうしてか気になる方は、過去にお話ししたと思うのでそちらを参考にしていただきたい
八丈島&青ヶ島 八丈富士と星空を求めて⑤5.凍える体感温度と瞬く夜空
この話は、地球を宇宙から見たことがないので、実際に体感してみないとわからない
船の目印と星空模様
船舶免許を持っていないので、詳しいことはわからないが、
海上から陸地を見たときに上の写真中央の△の目印看板をいくつか見たことがある
こちらは、海底ケーブルや海底送水管の注意標識で、<白色三角標識版>と名がついている
ケーブルや管があり、これらの間では船のタンカーを下すことができないようだ
そんなちょっと変わった標識と星空がマッチしていてとても綺麗だ🌟
6日目 加計呂麻島で最も美しい実久海岸
6日目の朝一で天気が回復しつつあるので、実久海岸へ向かうことに決めた
加計呂麻島の最北端に近いため、西阿室から車で1時間ほどかかる
到着して早々、パイナップルにとても似ているアダンの実を発見した
ここまで来た理由は、奄美大島本島よりも加計呂麻島の海のほうが綺麗だと言われており、実久海岸は、その中でも群を抜いて美しいとされているからだ
大島海峡と奄美大島をバックに黄色い小さな手漕ぎ船
さりげない風景がとても絵になる
天気はどんよりしつつ、海の色もここ数日続く雨の影響で少し濁っているが、それでも瑠璃色の海だ
メインの実久海岸は、砂浜が真っ白で、青い海も透き通っていてとてもきれいだ
さらに、少し海に足を入れてみるとカラフルな熱帯の小魚に囲まれたり、サンゴ礁がとても華やかだ
探検気分で端っこまで歩いてみることにした
何かしているわけでもないのに、高まる気持ちは不思議なものだ
人は周りの環境に左右されるという意味がよくわかる
真っ赤なデイゴの花
実久海岸の一番端っこのほうまでやってきた
そこには、小さな小川と真っ赤なデイゴのお花が咲いていた
赤色はとても目立つし、ハイビスカスも含めて、南国のお花は赤色が1番似合っている
このような水辺は、海に近いとはいえ、カエルなどハブの大好物の餌があるからあまり近づくなと子供たちに教えるらしい
それでもせっかくなので、水辺を飛んで足元に気を付けつつデイゴのお花を観察してみた
真っ赤なデイゴのお花とバックの青々とした実久海岸の風景がお似合いだ!
ここにいるだけで加計呂麻島にきた甲斐があったな
同じ九州地方だけど、頭の中は加計呂麻島1色に染まっていた
デイゴのお花にピントを合わせて撮ってみた
遠くから見たときは、一つの大きなお花のように見えたが、
よく見ると小さなつぼみが、たくさん連なっていてブドウの実のようになっている
実久海岸の観光客は多いが、この日は、普段より濁っていたため泳いでいる人は少なかった
まぐろも海の中の様子が知りたかったので、もう少し波が穏やかなところを探すことにした
浅瀬の海でシュノーケルチャレンジ!そしたら、島の人も体験したことがない奇跡が起きる!