ココがポイント
独学でも合格できる工夫した勉強法(前回はこちらをクリック)
気象の知識が0で始める学科試験の勉強法
独学で合格した気象予報士が語る 気象予報士試験勉強法①〈雑記〉の続きです
気象予報士に憧れてはいるけど、実際学科試験をどのように勉強すれば合格基準点を超えることができるのだろうと不安に思っている方もいらっしゃると思います
気象の知識が0の方でもあることをすればぐんぐん得点力を上げることができます
あることとは、気象予報士試験過去問の選択肢の内容を解説含めて隅から隅まで読み、わからないことがあれば市販のテキストを辞書替わりにしてとことん調べつくすことです
前回私が使用した参考書や問題集などをご紹介しましたが、学科試験では主にこちらのテキストや問題集をメインに利用していました
学科試験対策で使用したメインテキストと問題集
メインテキスト
こちらは、気象予報士試験の学科一般知識の出題内容に対応しています。漫画のようなイラストで受験者が躓くポイントをしっかり理解しやすいように説明してあります。注意点は、法規問題に対応していないことくらいです。学科一般知識の気象予報士参考書で悩んだらまずは、こちらをおススメします!
・気象予報士かんたん合格テキスト 〈学科・一般知識編〉
気象予報士試験の教科書といってもいいような参考書です。合格者の大半はらくらく突破シリーズを利用しています。なんといっても内容を理解したか確認するために、1章ごとに問題を解いて細かい解説でしっかり理解を深めることができます。まぐろも気象予報士試験過去問でわからない内容があったときに辞書のように使用していました。
こちらはかんたん合格テキストの専門知識編です。一般知識同様とても範囲が広い専門知識を事細かに補ってくれるので、教科書としてかかせない気象予報士試験受験生のバイブルな1冊です。こちらも1章ごとに問題を解いて細かい解説でしっかり理解を深めることができます。まぐろも気象予報士試験過去問でわからない内容があったときに辞書のように使用していました。
気象予報のバイブルと評されるこちらの一般気象学ですが、気象予報士の勉強を始めるときに読んだらきっと挫折します。この本を理解できれば、気象予報士試験の一般知識なんて怖くありません。実技試験も余裕をもって受けれるレベルです。この本の素晴らしいところは、載っているグラフや表が気象予報士試験の問題にそのまま登場します。つまり過去問を解き始める頃に参考にする程度で十分です。隅から隅まで理解するには、原本の物理方程式をどのように求めるのか、微分、積分大好きな理系の子が読まないと目が回りますよ(笑)
メイン問題集
・'15-'16年版 ひとりで学べる! 気象予報士試験 完全攻略問題集
こちらは受験生のやる気スイッチを入れてくれる問題集です。特に問題の難易度を☆3つのランクに分けてくれているので解けなくてもいい問題と必ず理解しなくてはいけない問題の区別はしやすいです。私はこの問題集を5,6周して学科試験の基礎力を高めることができました。初めて学科の問題集を解きたい方におススメします。
気象予報士試験の内容をほぼ理解できるようになったら、実際に過去問を取り組みます。その中でまとめてある過去問題集も効率的でいいのですが、気象技術の進化や最近の出題傾向を肌で実感できる過去問を解くことが一番の近道です。まぐろは試験の数か月前に過去問10年分に取り組み合格を掴み取ったので自信があります。独学なため解説をしっかり読み込み理解することが合格への近道とも言えます。
👆まぐろは、こちらの問題集を範囲毎にまとめて解いて、丸付けをした後に、ひたすら解説文を読みまくり、わからない単語や理解できない内容があった場合は、メイン参考書を辞書替わりに利用して理解を深めていきました
※一般気象学については、試験2か月前くらいの追い込みの時期に載っているグラフや資料などの意味を理解する程度で十分です
実際にどのようにしてノートに問題を解いていたのか
👆こちらが実際に私が使用していたキャンパスのノートです
ノートの真ん中に縦線を引いて半分に分けることでなるべく効率的に使えるようにしました
私自身美文字を書くのがあまり得意な方ではないので、スピード重視で解き進めていました(言い訳)
そして、間違えた問題に関しては、問題集にマークを付けた後に、解説を読んであまり理解できない問題に関しては、解くために必要な知識などに注目して、なるべく簡単なイラストを描いたりして頭に残るように工夫しました
気象予報士試験の範囲は広いので、また同じ問題を解くまでの間が初めのうちは空いてしまうので、事細かく解説文を書く必要はないと思います
そして、3周くらい解いて丸付けして間違えた問題に✅を付ければ自分の苦手な分野がわかってくると思うので、そこを重点的に問題を解いて解説含め理解できているか確認します
継続することが苦手な人は、ノートの左上、右上に日付を入力しその隣に1日ごとにレベルを付けると進まなくても進んでも前に進んでる実感が湧くのでおススメします
私は、学科一般試験通った時には、レベル130超えていました(笑)
ポケモンやドラクエのレベルMAXを超えたときは、感覚がわからなかったですがとても面白かったです
※参考書や問題集に書かれている内容が本当に正しいかは、気象庁ホームページの各種・データ資料、知識・解説で確認することをおススメします
学科を乗り越えたら次は実技試験対策へ!
もしかしたら、初めて受験した方で学科試験受けたついでに実技試験を受けた方がいらっしゃるかもしれません
数十枚の試験問題をびりびり破いたりその音の迫力に圧倒されたり、問題で何を問われているのか良く分からずに答案用紙を埋めて提出したのではないでしょうか
実は、気象予報士試験の1番の難関は、実技試験を突破することにあります
学科試験も難しいと感じる方が多いと思いますが、実技試験は、学科試験の内容を土台にした応用問題が出題されます
また、学科試験のようにマークシートを塗りつぶすことはなく、実際に予報士に必要な作図や計算問題や記述問題が出題されます
実技試験自体75分×2の試験で迅速に問題に対応しつつ、集中力を維持できるかなど様々な面が問われます
実技試験対策で使用したメインテキストと問題集
メインテキスト
・気象予報士かんたん合格テキスト 〈実技編〉 (らくらく突破)
気象予報士試験最大の壁である実技試験の登竜門としてらくらく突破シリーズの実技編をおススメします。こちらは、学科試験を受かる自信がある方、もしくは、学科試験免除の方でないと挫折する可能性があります。なぜかというと学科知識の応用編で身についてないと手も足も出ずに放棄したくなるレベルです。しかし、合格するためには、実技試験を突破しなくてはなりません。この本では、覚えるべきポイントや過去問を利用して出題されやすいパターンをまとめてわかりやすく解説してあります。実技過去問に手を付ける前におススメします。
繰り返しますが、気象予報士試験の教科書といってもいいような参考書です。合格者の大半はらくらく突破シリーズを利用しています。なんといっても内容を理解したか確認するために、1章ごとに問題を解いて細かい解説でしっかり理解を深めることができます。まぐろも気象予報士試験過去問でわからない内容があったときに辞書のように使用していました。
繰り返しますが、こちらはかんたん合格テキストの専門知識編です。一般知識同様とても範囲が広い専門知識を事細かに補ってくれるので、教科書としてかかせない気象予報士試験受験生のバイブルな1冊です。こちらも1章ごとに問題を解いて細かい解説でしっかり理解を深めることができます。まぐろも気象予報士試験過去問でわからない内容があったときに辞書のように使用していました。
メイン問題集
繰り返しますが、学科試験同様、気象予報士試験の内容をほぼ理解できるようになったら、実際に過去問を取り組みます。その中でまとめてある過去問題集も効率的でいいのですが、気象技術の進化や最近の出題傾向を肌で実感できる過去問を解くことが一番の近道です。まぐろは試験の数か月前に過去問10年分に取り組み合格を掴み取ったので自信があります。独学なため解説をしっかり読み込み理解することが合格への近道とも言えます。
👆実技試験対策としては、実技試験に必要な知識などもあるのですが、問題を解いて初めて一般、専門知識が曖昧なことに気づいたりします
そのためにも、学科試験範囲の内容をしっかり復習するという心構えも大事になってきます
特に、学科試験の免除が切れてしまってもう一度受験しなければならないというケースも多く、実技試験勉強中に学科試験の内容を復習するのは、色んな意味でプラスなことだと思います
実技試験対策はどのようにしていたのか
実技試験対策は、簡単に言ってしまうと量×質×復習の3点です
まぐろは、実技試験を初めて受けたのは、合格した第55回気象予報士試験でそれまでは午前中の学科試験で帰っていました
つまり、実技試験を1発で通ってしまったのです
まぐろはそこまで苦労していないのかと言われるとそれは嘘になります
問題用紙を見たくないくらい実技試験問題を解き続け、前もって対策も考えて実行したから結果がついてきました
実際合格したまぐろは、どのようにして実技試験対策に取り組んで、どのように工夫して合格を掴み取ったのかお話しします
まずは、暗記分野についてですが、現在天気記号100種類など細かく覚えることが山ほどあります
学科試験であれだけ覚えてきたのにまだ覚えなきゃいけないことあるの(・・?と絶望した方もいらっしゃるかもしれませんが大丈夫です
暗記分野は、頭を使わなくていいので通学、通勤や少し勉強に疲れたときなど間の時間を上手く利用すれば苦労せずに覚えることができます
また、実技試験の暗記分野を9割とるかとらないかで合否が分かれるとも言われていますが、まぐろもその通りだと思っていて、本番で実技1、2の大問1(暗記問題)を満点取ったことが勝因の一つと考えています
では、それ以外の実技問題はどうすればいいのか…
実技試験で通用する量×質×復習
まず初めに、実技試験を実際に解き始めてみるのですが、そこでちょっとストップ!
問題集をそのまま解いていたり、A4でコピーして解いてたりしていませんか(・・?
それだと本番と同じように問題を解くことはできません つまり試験対策しているつもりになっています
なぜ大きさにこだわるかというと実技試験では定規、コンパス、色鉛筆、マーカーなど様々な物を利用して距離を測って計算させる問題も必ず出題されます
私は紹介した東京堂出版さんの過去問を購入して利用していましたが、毎回必ずコンビニの印刷機を利用し本番と同じサイズのA3用紙に115%拡大コピー(片面)していました
つまり、過去問題と同じA4サイズでは㎜単位の計算が本番と同じようにできなくなります
それと、コピーすることで絶対に受かる!というモチベーションのアップに繋がりますし、👆上の2枚の写真のようにどれだけ問題を解いてきたのか視覚化し、実際にどのくらいの点数を取ることができたのか瞬時に確認することができます
つまり学科試験と同じように、自分が理解できていない問題を把握して、しっかり取り組むことが1番効率的だとまぐろは考えます
実技試験対策用裏技ノート
実技試験初めて解いたときにどのくらい時間かかりましたか(・・?
まぐろは、75分の問題を150分かけてやっと解き終わりました
さらに、自己採点すると30点届いていませんでした いわゆる赤点ってやつですかね(懐かしい)
そこから解説読むやら参考書読むやらで実技1問大まかに理解するまで6時間くらいかかりました
しかも、本番は、実技1、2の初めて見る問題を75分×2で解き終えないといけないことを考えたら絶望しかなかったです むしろ学科試験(一般)突破したのに焦ってました
2021年1月の試験で学科専門と実技1、2の両方を突破する確率は、過去のデータから8%くらいで、実際の合格率とたいして変わりません
そんな厳しい状況の中で、救いとなったのが、👆上の実技試験専用のノートです
こちらは、実技試験問題を1周した後、2週目に問題を解いたあとに全然頭に復習したときのことが定着していないことに気づき作り始めました
ここで幸いなことに、解いた問題は、すべてコピーしてあるため、自由にハサミで切り取り、ノートにペタッと貼りつけることができました
ここから怒涛の追い上げを見せ始めます!
裏技ノートの成果
過去問約10年分の実技試験問題を解いて、採点して復習し、裏技ノートを作成したら👆上のようにキャンパスノート3冊分埋まってしまいました
作成するときのコツとしては、問題文を赤ペンで書き、気づくべきヒント、考え方、解答を青ペンで書くことです
なぜかというと色彩心理で赤は、信号のように注意する効果があるそうで問題文を隅から隅まで読み落とさないため、青は、癒しの色でありつつ記憶に残りやすい効果があるそうです(使うペン間違いは多々ありました(笑))
作図問題に関しては、模範解答を手書きで加えてどうしてこのように作図するのか理由を付け加えたりしました
あとは、過去問を75分タイマーで本番を想定して解いて、採点し、復習した後に少し休憩して、この裏技ノートを利用して記述問題等の回答の導き方や正しい専門用語の使い方などを浸透させていきました
実技試験は、同じ問題は出題されませんが、着目するべき点が似ている問題は確実に点を取らないと落ちてしまうといわれています
第55回も奇問が出されて私もですが、みなさん戸惑ってしまったと思います そんなときは、自分はこれだけ問題を解いてきたんだからわからない問題はみんな解けないんだ!と考えて飛ばして進んでいきましょう
実技は、本番の緊張感と見直しする間がないほどギリギリの勝負の世界です
初めに150分も解くのに時間がかかっていたとしても、60分前後で実技過去問を解き切ることができて合格基準点に達することができれば自信を持って本番の試験に臨みましょう!必ず合格できます!
まぐろは、このくらいことしかアドバイスすることはできませんが、きっと誰かの役に立てば嬉しいです
そして、合格した予報士さんと一緒に旅したりできる日がくればいいなと夢みています(^^♪3
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さあ、もう一度旅にでかけましょう(^^♪3
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